ブルーロック ネタバレ感想 261話 「悪意」
ブルーロック 261話 ネタバレ感想!
2024年5月15日(水)発売の週刊少年マガジン2024年24号掲載!
天才カイザーが新兵器のシュートを放つも失敗に終わる・・・
焦りだけが募る中、このまま壊れていくのか!?
それとも限界を超え、覚醒するのか!?
■前回 第260話 「クソ物」はこちら
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ブルーロック ネタバレ感想 260話/明かされるミヒャエル・カイザーの壮絶な過去!!
ブルーロック ネタバレ感想 26 ...
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悪意しかない
レイ・ダークに拾われ、彼なりの決意表明なのか、憎しみを刻み込むためなのか
あの母親の残していった薔薇のタトゥーを首に刻み・・・
そして、バスタード・ミュンヘンの育成クラブハウスにぶち込まれ、
そこでプロテストに合格することが、最初の目標になったみたいだけど・・・
普通ならここで打ち解けて仲良くなるところ・・・カイザーは彼らが持ってきた食事を跳ね飛ばし、あろうことかいきなり殴りかかるという正気ではない行動に・・・
確かにならないのかもだけど・・・善意に対し、悪意で返すってのは、
まずサッカー以前に、この人間性から矯正すべきなんじゃないかと思ってまうんですが・・・
それだけレイ・ダークの鶴の一声が大きすぎて、何もできなかったんかねぇ・・・
あれだけの騒ぎ起こしたら、誰も彼に協力しないんじゃない?
サッカー以外はまだ孤立していてもどうにかなるかもだけど、
フィールド上での孤立は、どれだけ天才であっても、無理でしょ・・・
だからカイザーは基礎体力、筋力の向上に努め、圧倒的な武器・・・
カイザー・インパクトを手にしたみたい。
ゴールを量産してくれるならチームとしては必要な存在になってしまうものね・・・
自らの悪意に服従する犬を求め始めたみたい・・・
それが、バスタード・ミュンヘンのトライアウトに参加してたネスだったってわけ。
カイザーは本当にネスを犬程度にしかみてないのか・・・
反感を食らい孤立・・・この孤立って所がカイザー的には”支配”するのに
ちょうどよかったんだろうね・・・
カイザーはさらなるゴールの量産・・・そして勝利の味を覚えていったわけね。
まさに悪意による存在証明・・・自身という存在が敗者の中に傷となって残る・・・
他者浸食の快感・・・
誰かの夢を壊し、価値観を書き換え、絶望を教える不可能の象徴と化す・・・
相当歪んでるけどカイザーにとっては、この他人を絶望に突き落とすことの
一つ一つが自らをクソ物から人間に変えていってるって本気で思ってたみたいね。
彼に寄り添う人間は、所詮恐怖や力、そして悪意での支配でしかないわけで
どれだけ支配下に置こうとも、それは仲間とかそんな関係じゃないからね・・・
結局は孤独な気がする・・・
どんだけ都合よく利用されていても、カイザーについていくんだろうね・・・
歪んでしまった者同士の悲しい関係・・・
てか、そもそも、カイザーがやってる事は、
あの父親と全く同じ・・・他者を傷つける事でしか、
自らを保てない・・・それに気づきながらも、決して自分を変えようとしなかったのは
ちょっと救いようが無いようにも思える・・・
父親同様、カイザーも持ってるんでしょう?
自覚があるなら、変えていくことも出来る・・・でもそれをやらない
今までの環境からも、善意を向けられるよりも敵意や悪意を向けられる方が
カイザーにとっては心地がいいんだろうね・・・