なれの果ての僕ら ネタバレ感想 52話 「洪水はわが魂に及び」
なれの果ての僕ら 52話 ネタバレ感想!
2日目の惨劇の夜は終わりを告げた。
しかし、まだ事件解決までの16時間・・・
残り二人の犠牲者を出す事になる・・・それは一体誰なのか?
■前回 第51話 「真夜中の子供たち」はこちら
-
-
なれの果ての僕ら ネタバレ感想 51話/予想外な結末
なれの果ての僕ら ネタバレ感想 51話 「真夜中の子供たち」 なれの果ての僕ら 51話 ネタバレ感想! 長谷部の鬼畜の所業に怒りが爆発した小紅。 トンカチ片手に憎き長谷部を殺しに向かう!! これも ...
続きを見る
合流
話は少し遡り22:17・・・
6年2組の教室には先生と、意識を取り戻した梶原がいた。
梶原は自身を暴行した先生を責めるも、先生は白を切りとおす。
それをみた梶原は、それ以上先生を責める事を辞めた。
このまま先生に憎しみをぶつけるのは、みきおの思惑通りになるということ。
そんなことはもう嫌だと・・・二度と自分を見失うものかと・・・
そして先生に、恐怖に縛られ教え子を傷つける真似は、二度としないでくれと諭した。
あんたは教師なんだから・・・と。
教え子に教わるとはまさにこのことか。
自分のしでかした罪の大きさにようやく気付き泣き崩れる桜庭先生。
「ハハッ。教師なんて・・・特別すごいってわけじゃないんだな・・・
そりゃそうか・・・だって『先生』になる準備なんてせずに
『先生』になるんだから。
ただの人間だ・・・」
それから約15分ほどが経過した。
いっこうに誰も戻ってくる気配がしない。
一体何が起きているのか。
そう考えていると、教室にネズたちが戻ってきた。
「まだ誰も戻ってないのか・・・」
「おい・・・一体何があったんだ!?みきおは・・・」
「死んだ」
「えっ」
何も知らなかった梶原にとっては衝撃の一言だった。
みきおが死んだとなれば実験も終わり・・・これで解放されると、梶原は安堵を感じただろう。
だが、その安堵感も一瞬にして消し飛んでしまった。
ネズが銃口を梶原と先生に向けたからだ。
何も事情を知らない二人にとっては、何故自分たちが銃口を向けられているのか、
そもそも何故ネズが銃をもっているのかなど、状況が把握できず混乱するばかりだった。
「未来も殺されたんだ・・・」
それは梶原もすでに知っている事だった。
だが、それはあくまでも古い情報。
犬飼は、未来がしょーやんに殺されたのではないことを梶原に説明。
一度は生き延びた未来が、再び何者かの手によって殺された。
故にネズは真犯人を捜している。
そして、犯人を見つけたら・・・
「俺がこの手で殺す」
揺るぎない決意・・・その目は憎しみに染まり、明確な殺意を放っていた。
梶原にしてみればネズのこの豹変は理解に苦しむものだった。
誰か状況を一から説明して欲しいと求めた。