弱虫ペダルネタバレ RIDE.548話 「坂道のチャレンジ」
第548話のあらすじ&感想です!
MTBを駆る男との出会い・・・
そして、ガレ場を登るその後ろ姿に胸を高鳴らせる坂道。
ロードバイクでは明らかに無謀な悪路・・・しかし、試してみたわけじゃない!!
ここまで来たのは少なからず挑戦する思いがあったから・・・!!
先輩たちが後悔するほどの未知なる道がどれほどのものなのか・・・
それを知り、その上で頂上を見たいと思ったからここまでやってきたんだ!
■前回第547話 「夏休みの出会い」はこちら
坂道の挑戦!!
無謀なのは百も承知・・・ロードバイクではパンクするかもしれない。
だけど、このチャンスを逃したら、きっと挑戦する機会はもう訪れない。
練習ではこんな場所には来ないし、来る時間もない。
今は休み・・・自分の時間・・・試すなら、今・・・!!
「ごめんBMCくん、ちょっと激しい道通るよ」
マイ自転車に声をかける坂道・・・
ペダルに足を固定し、いざガレ場へ!!
今までも荒地を走った経験はあった。
ただし、短い距離で・・・だ。
目の前に広がる登りの荒れ場は今まで経験のない距離・・・
確か頂上まで、この悪路が続くそうだが・・・頂上まであとどのくらいなのか、
一度も走ったことがない故に未知数・・・!!
それも含めて挑戦!!
「うわあああああ!!」
登り始めてすぐにそれは襲ってきた。
凸凹道により、上下に揺れる車体・・・左右にも揺れ、相当なバランス感覚が必要になる。
暴れる車体を必死にコントロールする坂道。
ギアを一番軽くしてなお足りないほど荒地の車体コントロールは難しいようだ。
そして、敵は凸凹道だけではない。
後輪が滑る・・・マウンテンバイクのタイヤとはちがい、ロードバイクのタイヤは細く、溝もない滑らかなもの。
スリップの原因は恐らくそこに問題がある。
限界
坂道はフラつきながらも少しずつ頂上を目指す。
少しずつでも進んでさえいれば、いずれ頂上につく・・・そう信じてペダルを回す。
しかし、現実は厳しい。
坂道は来た道を振り返り驚愕する・・・!!
(え!!まだ200mも進んでない!?
こんなに大変なのに・・・
まだあと5km以上はあるのに・・・)
今までにない疲労感が坂道を襲う。
たった200mでこのしんどさ・・・
目の前の現実に、自分の無謀さを否応なく感じる坂道。
「わっ!まずい!とと、ころぶ!をーーーーっ!!」
気が抜けたのか、その場で転んでしまう坂道・・・
さらに悪いことにタイヤがパンクしてしまった。
(チャレンジして全て成功するわけないってわかってたつもりだけど・・・
なんだかなさけない気持ちになる・・・
ごめん、BMCくん・・・)
坂道はパンクした自転車を押して山道を登る。
せめて、目の前の角まで押していってみようと・・・
すると、その先の木陰に、先程のMTBの男が笑みを浮かべて待っているではないか。
目が合う坂道。
男は手を振っている。
「驚きだよ。クレイジーだね。
ロードバイクでどこまでいくつもりだったン?」
「あ・・・」
気になって降りてきたようだ。
そしたら無謀にもロードバイクで進んでいるのを目撃。
転んでパンクして、普通だったら引き返すところ、登って来た。
「確信したね。この人、”本物の登りたくなる習性のヤツ”!!」
そして男は続けた。
「乗りなよ」
(え)
「たぶんこれは無理強いじゃない」
男は一度坂道を見て思った。
MTBに誘ったら乗るのかな?と。
でもそれは、無理強いになるかもしれない・・・だから一度は誘うことを諦めた。
だけど、ここまで登りに執着する男の姿を見て、これは無理強いにはならないと思ったようだ。
「欲してる目を見ればわかる。必要としている。
オフロードを速く正確に走るために造られた自転車。
このMTB(マウンテンバイク)を!!」
(え・・・MTB・・・!?)
「もうしばらくしたら黒いバンが1台ここまで登ってくるんだ。
そこにオレのスペアバイクが積んである!!それを貸す!乗りなよ!!
オレの名前は雉弓威(きじ きゅうい)。キミの名前は?」
「お・・・小野田坂道です・・・」
こうして坂道がMTBに目覚めていく・・・!!
この出会い・・・運命・・・!!
次回549話に続く!!
第548話感想
ちゃんとした乗る理由が出来たのはよかった。
MTBでオフロードを走る坂道・・・そのポテンシャルはどんなものなのか!?
実に気になる展開ですね!!
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