【ネタバレ】ハリガネサービス 第197話「報復者」【漫画感想】

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第197話「報復者」

ハリガネサービスネタバレ感想!第197話です!

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豊瀬の流れがきている。

下平の復活・・・彼のサーブを起点としたゲームメイキングが、確実に駿天堂のリズムを崩している。

 

4対6・・・

決して余裕を持てる点差ではないが、流れが来てる今なら、

このセットも取れる可能性があるぞ。

 

下平は鴛淵を見て、笑みを浮かべた。

 

何が可笑しい・・・!!

 

怒りに燃える鴛淵だったが、下平の視線の先は、鴛淵ではなく、

その後ろにいる羽座川に向けられたものだった。

 

すでに鴛淵は、下平の眼中にすら入ってはいない・・・!!

 

遡ること9年前・・・

 

その日は、鴛淵少年の誕生日だった。

電気を消し、誕生日ケーキに灯されたローソクを吹き消し、幸せなひと時を過ごしていた。

 

そこに鴛淵の父である、山縣監督が帰宅した。

 

「何をしとったんだ?部屋を暗くして」

 

山縣監督は、息子の成長に、全く興味を示さなかった。

まだ小学生の息子の誕生日すら頭にない・・・そんな男だった。

 

そして、山縣監督は、自分が教えるバレーボール部の生徒の面倒を、自宅で見るといいだした。

 

監督はそういうが、全ての世話は、奥さんに投げっぱなし・・・

鴛淵には、山縣監督が、母を奴隷扱いしているように思えてならなかった。

 

鴛淵は変わっていった。

 

バレー部員の靴を隠すなどのイタズラをはじめたのだ。

だが、山縣監督は、息子を叱ろうともしなかった。

 

鴛淵の闇はドンドン深くなる。

叱らないのであれば、叱られるまでやるだけだ。

 

しかし、こんな事が続けばバレー部員たちの怒りも収まらない。

いかに監督の息子だろうが、容赦はなかった。

 

子供相手に数人がかりで暴力の日々・・・

流石に、その姿を見た母は、普通ではいられなかった。

 

そして・・・

 

「もう、あなたにはついていけません。

 この子を連れて、実家に帰らせてもらいます」

 

山縣監督にとっては青天の霹靂だったようだが、シグナルは随分前から出ていたことだった。

 

山縣監督は、愛すべき妻と、子供を壊してしまった。

もう少し早く気づいていれば、この結末は避けられたかもしれない。

 

しかし、時は戻せない。

壊れた心は・・・もう戻らない。

 

二人が家を出て行き、山縣監督は、生徒を養うことをやめた。

そして、成績不振で、監督を解任・・・


 


それから数年後の事だった・・・

 

テレビに出演する山縣監督の姿が、そこにはあった。

以前の山縣監督のバレー漬けの教育方針から、選手の自主性や楽しさをわかって貰える指導方針への転換・・・

 

昔の教え子たちへの謝罪等・・・

テレビで語る山縣監督・・・

 

「ふざけんな」

 

偶然番組を目にした鴛淵は怒りを爆発させた。

 

「テメーの最大の被害者は選手たちじゃねぇ!!

 俺と母さんだ!!!」

 

奴隷のように複数の他人の子供の世話をさせられた母・・・

ストレスのはけ口に、いたぶられた鴛淵・・・

 

それを一切テレビで語ろうとしなかった山縣監督。

 

挙句の果てに全てを過去の失敗として、ひとまとめにし、

失敗から学んで今は楽しく・・・だと!?

 

否定してやる

 

鴛淵は、駿天堂学院中等部の門を叩いた。

バレーの名門校である駿天堂・・・

中途編入でレギュラーになった者等いないと先生に忠告された。

 

なんせ鴛淵は、バレーボールは初心者だったのだ。

 

それから4年間・・・血の滲むような日々を過ごしてきた。

ただ、ひたすらにヤツを憎むことが心の支えだった。

 

そして、高2の春・・・

鴛淵はついにレギュラーの座を勝ち取った。

 

そんな時だったという。

ある噂を耳にした。

 

選手をスカウトしないことで有名だった山縣監督が、1人に声をかけたというのだ。

その選手は、まったくの無名高の選手で、名は・・・

 

下平鉋といったそうだ。

 

・・・・・

・・・

 

相変わらず楽しそうにサーブを打つ下平!

羽座川との楽しいバレーの時間・・・

それを邪魔するのが、この男である。

 

鴛淵!!

 

レシーバーである羽座川の間に割って入り、強引に下平のサーブをさばこうとする!

しかし、ボールの変化についていけず、さばききれない!

 

チームに不協和音が流れ始める。

 

それでもなお、我を貫きたい鴛淵は、強引にスパイクにいく!!

 

(てめーが辿り着いた楽しいバレーボールを、

 憎しみに染め上げてやる)

 

「死ね!!!」

 

ブロックをかわし、鴛淵のスパイクがコートに突き刺さ・・・らない!!

 

なんとギリギリで下平がレシーブ!!

そこからの反撃で、豊瀬が7点目を獲った。

 

歓喜に湧く豊瀬・・・

次の瞬間!!

 

「笑うなああああああああああああああああああああああ!!!!」

 

『!?』

 

鴛淵・・・吠える!!

 

「不愉快なんだよテメェ!!!

 たいしたことないプレーで大げさに喜びやがって!!」

 

あーあ・・・

 

ピピィーーーー!!

 

この鴛淵の態度に審判が笛を吹く!

そして、胸ポケットから取り出したのは・・・まさかの!?

 

次回に続く・・・!!


 

 

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