【ネタバレ】HUNTER×HUNTER No.380「警報」【漫画感想】

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■HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)
No.380「警報」

ルイーニーによる一般客連続殺人事件は、当然ながら大事件になっていた。

これに対し、ミザイストムを筆頭に、今後についての話し合いが行われていた。

 

■前回はこちら

犯人像・犯行の様相・・・目撃者の話など、様々な要素を加味した上で、

ミザイストムが導き出したのは・・・

 

「次期国王の継承戦『壺中卵の儀』を巡る複数の単独犯による

 平行連続殺人である可能性が極めて高い・・・!!」

 

ミザイストムの推理は概ね間違ってはいない。

しかし、これに対し、カキンの役人達は納得しない様子。

 

ミザイストムの話では、王子たちの中に犯人がいる事を示しているわけで。

王子達を信じているカキンの人間からすれば、怒るのも無理は無い話だ。

そもそも、第1層から出ることのない王子が、第3層で殺人を行うという矛盾。

 

加えて、王子同士の継承戦に、何故一般人を殺す理由があるのか?

 

「最後まで話を聞いていただきたい。

 王子が犯人ならば問題はないんです。

 『真犯人』を仕立て上げれば済む話ですから」

 

『!?』

 

「この船は新大陸を目指し、その道中で大陸の覇者となる

 次期カキン国王を決める場・・・!!

 つまり継承戦は船内で最も優先されるべきもの。

 

 王子が最後の一人となるまでの、あらゆる行為は免責の対象となる・・・!!

 直接他の王子を殺める事以外は・・・!!

 

 継承者候補は、お互いに『王族特権』・『継承戦無罪』という矛と、

 『王族殺人は極刑』という盾を有している。

 

 これによって横行するのは、委託殺人と忖度殺人・・・!!

 今回の事件は、まさにこの忖度殺人と思われます・・・が、

 先程の疑問・・・なぜ一般人を大量に殺す必要があるのか?

 

 その答えが『壺中卵の儀』の呪術的要素にあります!

 開国時より、この儀式によって、繁栄を続けて来た為政者側にしてみれば、

 犠牲を払う事で、超常的な力が宿ると考えるのは古今東西の先例を見ても

 至極自然な流れです。

 

 一方、王子の意向を忖度した実行犯。

 目的遂行の為、自らも超常的な力を得るために、

 多くの血を求める事は想像に難くない」

 

ざわつく役員達・・・

 

「そして、ここからが本題です。

 犯行はこれからも続き・・・増えます・・・!!

 そして、それが臨界点を越えた時、この船は沈みます・・・!!」

 

20万人の恐怖、疑心暗鬼が巻き起こす暴動によって・・・!!

 

「・・・!ま、まさか・・・」

 

「船内にいる国王軍・護衛は、およそ2000人。

 単純計算で警護1人に対し、一般人100人ですが、

 実情は第1層に40%となる800人。2層にも600人。

 

 護衛の7割が富裕層に当てられ、4・5層にいたっては、

 治安維持をマフィアに頼っている有り様。

 

 現実は警備一人に対し、一般人300人超・・・

 何かが起きた時、下層の兵士は、ほとんど無力・・・!

 

 一刻の猶予もありません!

 連続殺人を止め、乗客の不安を取り除く必要があります」

 

「し・・・かし、具体的にどんな手立てがあるんだ?」

 

「最も有効なのは、継承戦の中止、もしくは中断ですが、現実的ではありません。

 次善の策として、国王軍の再編成・・・

 3層以下への兵士を800名!!増員する事を提案します」

 

「それは・・・ムチャだ!!」

「これはカキン国存亡との天秤です。脅しでも何でもない。

 国防の中枢である第1王子に進言すれば、快諾してくれると思いますよ。

 実行に足るデータと根拠があり、実行後の『効果』も十分期待できます。

 

 正式な議事録に残るこの立案を第1王子に報告しなかった場合、

 困るのは貴方達の方ですよ・・・?」

 

『!!・・・』

 

・・・・・

・・・

 

「くそ!悪魔に魂を売った気分だ・・・!」

 

憤るミザイストム。

 

「やむを得んよ。念能力について説明できない以上あれがベストだ」

 

ミザイストムと同じ、十二支んのボトバイは、そうフォローした。

 

「一般人にとって、未知の脅威はパニックの起爆剤だからな。

 『超能力を持つ複数の連続殺人犯』なんて情報は常人にとって許容範囲外だ。

 お前は出来る限り導火線を延ばした。

 

 後は、より多くの人間を時間内に避難させて、起爆装置の解除を目指すのみ。

 王子達の居住区外を担当している協会員の召集を急がせる。

 この件に関して、カキン上層部への箝口令を徹底させよう」

 

ボトバイの言葉に、ミザイストムは思った。

 

破滅への導火線・・・想像以上に短い・・・

そんな気がする。

 

・・・と。


 


「これが内部だ」

「お~~~」

 

一方、『血まみれ男』に潜入されたシャ=ア一家のアジト内部に案内される旅団たち。

 

「こっちにモニター室がある。

 5層の主要な場所を録画して監視している。

 勿論この部屋の中も同様だ」

 

若頭オウ=ケンイに案内され、モニター室へ。

 

「男が倉庫番を連れて来た時の映像だ。

 騒動のドサクサで奥の扉を開けようとしているが、

 施錠されていて断念し、来た扉から逃走した」

 

「極力、顔が映らないように動いている」

「倉庫内の映像はあるか?」

 

「カメラが設置されているのは入り口だけだ。

 今日は組員以外の出入りは、あんた達3人だけだぜ?」

 

組員はそう答える。

 

「前日から遡って組員以外の人間リストアップしろ。

 下見に来ている可能性が高い」

 

オウの的確な指示にフィンクスも納得の様子。

 

「カメラを設置したのが出航の前日で、

 荷物の搬入はそれ以前に行われている。

 作業員として潜入していたらモニターには映っていない」

 

「まぁ期待はしてねェよ。

 どうせあっちから来るさ。そっちの扉を開けるためにな」

 

と、ノブナガ。

 

オウとノブナガは、侵入者が断念した『そっちの扉』に視線を向ける。

 

「奥に何があるか・・・見たいか?」

「まぁ・・・な。タダでとは言わねェさ。

 組員殺しの首と交換でどうだ?」

 

相変わらず自身満々だな。

 

「いいだろう。おい!

 これから、この3人も監視のローテに入る。

 色々教えて差し上げろ」

「はい」

 

「舎弟頭のツドンケだ」

「おう」

 

THE・ゴロツキって感じだなぁ・・・

 

「シャ一家は何人くらい船に乗ってんだ?」

「末端も含めて250人程だ。

 他の組はわからねェが、同じようなもんだろう。

 (うおおおおおお!!旅団の人達だ!!色々聞きたい!!

 でも、舎弟に示しがつかない!!)」

 

あくまでポーカーフェイスのツドンケww可愛いじゃねぇか( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン

 

「(何とか一対一で話す機会を作りたい・・・!!)

 食事はレトルトで、そこの備蓄を自由に食ってくれ。

 休憩時間に、金を払って第4層の食堂に行けば、もう少しマシな食事にありつける。

 (サイン・・・くれねぇかな・・・)」

 

旅団にサインなんてあるのかw

 

・・・・・・

・・・・

 

出航4日目・・・

AM10:00

 

それぞれの現在位置をおさらい。

 

■第3層

・第3層精二特区(政治・法律の施行機関/中央警察・国王軍支部)

ミザイストム/ボトバイ/ピヨン/クックル/ギンタ

 

・医科学特区(中央病院・総合研究所)

チードル/レオリオ/ゲル

 

・3層 一般客室

エイ=イ一家 カシュー

 

・第3層 展望エリア

イルミ/カルト

 

・エイ=イ一家事務所

ルイーニー

 

■第4層

・シュウ=ウ一家事務所

若頭ヒンリギ

 

・中央連絡通路(4←→5)

クロロ/ボノレノフ/シズク

 

■第5層

・5層一般客室

マチ

 

・5層中央食堂

フランクリン

 

・倉庫入り口

フェイタン

 

・シャ=ア一家事務所

オウ/ノブナガ/フィンクス

 

・・・・・

・・・・

 

『凶器を所持した密航者が逃走・潜伏しています!!

 軍の指示があるまで決して部屋から出ずに扉も開けないで下さい!!

 食事はエリアごとに時間を指定し!!軍が食堂まで先導します!!』

 

船内放送が伝えられている。

ミザイストムの提案が承認されたのか?

 

『くり返します!!決して許可なく室外には出ないでください!!』

 

ボトバイの指示で第3層に軍がなだれこむ。

人海戦術で居住区の端から、室内を徹底的に探索し、不審者をあぶりだすつもりだ。

IDチケットを持たないものは、子供とて拘束対象のようだ。

 

こうして、第三層が軍により捜査される中・・・

 

「おい!!」

「手を上げてゆっくりこっちを向け!!

 緊急放送を聞いてないのか!?」

 

展望エリアで軍に囲まれていたのは、カルトとイルミだった。

 

「寝てて気付かなかったでーす」

「IDチケットは!?」

「内ポケットに入ってるよ」

 

軍人がイルミの内ポケットからIDチケットを取り出し、スキャンした。

 

「!!・・・失礼ですが・・・

 V2(ベリィビップ)の方が何故・・・こんな所に・・・?」

「仕事(ビジネス)・・・」

 

不穏なプレッシャー(((( ;゚д゚)))

 

「・・・・・。

 重ねて失礼ながら、今まではこのIDで、

 どこでもフリーパスだったかも知れませんが、

 準戒厳令により、2層と3層をつなぐ通路は完全に管理され、

 自由な往来は不可能になります。

 おそらく新大陸到着までずっと・・・!」

 

「こちらでいい」

 

「は・・・?」

「言ったろ。仕事なんだ。3層に残る」

 

「しかし」

「ミズリ伍長」

 

振り返ると、そこには十二支んのミザイストムとボトバイの姿が。

 

「彼もハンターだ」

「は・・・」

 

・・・・・

・・・

 

「旅団が・・・船内にいるんだな・・・?」

「ああ。全員そろってるよ」

「兄さん!」

 

「ああ、ボク正直だからなァ。聞かれると全部答えちゃう。

 悪いけど、これ以上はノーコメントで。

 仕事上、守秘義務もあるしねー」

 

「了解した・・・だが、警報が発令されて、室内待機が義務化された。

 IDで確認可能な居住番号が無い者は拘束対象となる。

 

 君達2人のID内登録居住番号を中央警察署の一室にする事が、

 3層に残る条件だ」

 

「いいよ・・・出来ればシャワー付きの独房がいいな」

 

「拘束でも、逮捕でもないから我々と同じ宿舎の個室になる。

 残念ながら警察関係者は全てバス・トイレ共同だが。

 道すがらだ。しばし帯同願おう」

 

ミザイストムはイルミとカルトと共に、部屋へ向かう。

 

(ゾルディック家の5男カルトは旅団に入った事が確認されているが、

 長兄もか・・・!?一体何を企んでいる・・・!?

 

 ゾルディック家と旅団の目的もさることながら、

 クラピカに彼等の存在自体知られるのはマズい!!

 

 念獣と王子と、周囲の謀略が複雑に絡み合った継承戦の只中で、

 クラピカの根幹を揺さぶる雑念は命取りになりかねない!!

 

 しかし・・・何故旅団は、この船に・・・?

 !!・・・まさか・・・

 旅団の目的はクラピカへの復讐・・・!?

 

 イルミはクラピカと同期の協会員だ!!

 クラピカがハンターである事を旅団が知ったならば、

 容易にB・Wへたどり着く・・・!!

 

 クラピカに伝えるべきか・・・!?否か・・・!?)

 

まさか、ヒソカ絡み・・・なんて解るわけないもんな。

でも、旅団が動く目的を『宝』より優先して『クラピカへの復讐』を考えるのは、

若干違和感があるけど、まぁ実情を知ってれば、そこを結び付けたくなるのもわからないではないか。

 

しっかし、クラピカが旅団の存在を知ったら、困惑間違いなし。

任務を優先するのか、復讐を優先するのか・・・

果たして・・・

 

「ミザイ!」

 

突然声をかけてきた男性。

協会員か?

 

「IDを持たない不審者を発見した。

 だが、問題が・・・」

「どうした?」

 

男がボソボソとミザイストムに耳打ちする。

 

「何だと・・・!?」

 

驚くミザイストム。

 

「ボトバイ!!ギンタ!!後を頼む!!

 オレは一度本部に戻る!!」

 

相当の事態ってことか?

 

「本人は無事なんだな?」

「大丈夫だ。協会員で固めている。

 ただ、何人かの兵士が目撃し、気付いた様だ」

 

「箝口令をしけ!軟禁しても構わん!」

 

・・・・・・

・・・

 

ということで、その不審者と面会するミザイストム。

 

「もう安心です。説明していただけますか?

 第11王子・・・!!」

 

フウゲツが!?

例の扉の実験で第3層に出たけど、戻れなくなったってオチか。

 

そして悲しいかな休載!

半年でカムバックよろしくです!!

 

次回に続く!!


 

 

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