【ネタバレ】ハリガネサービス 第158話「ここに」【漫画感想】

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第158話「ここに」

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「さっさと歩けよクズ!!」

「俺らが帰れねーだろ!」

 

同級生と思われる数人の生徒のランドセルを持たされている羽座川・・・

その現場に出くわした下平・・・

 

「ん?なに見てんだよ」

「知り合いか、こいつ」

 

「知らねーよ。こんなやつ」

 

羽座川は、そう言って下平から離れた。

下平の事を巻き込まないため・・・なのか?

 

ショックを受ける下平・・・遠ざかっていく羽座川たち・・・

 

(何やってんだ僕は!?おーぎ君に酷いことを言うアイツらを、

 今すぐとんでいってぶっとばしてやりたいのに・・・)

 

足が地に根を下ろしたように動かない。

自分は絶対にヒーローになれないのだと、どうしようもなく痛感した。

 

羽座川はいじめっこ達と一緒に各自の家を巡り、ランドセルを返す・・・

全ての家をまわり終えた羽座川。

 

「まだいたのか」

「あの・・・シューズを届けに来たんだけど・・・」

 

「アレは俺のじゃないっつったろ。

 はぁ・・・ここで見たことは全部忘れろ」

「え・・・」

 

「誰にも言うな。そんで、もう二度とここへは来るな。

 それで明日からは、またいつも通りだ!!」

 

と、笑顔を見せる羽座川。

 

「そんな・・・そんなのって・・・

 なんだよアイツら!!なんで言われっぱなしに!」

 

「まー、ウチが貧乏なのは本当のことだしなぁ・・・」

「でも・・・おーぎ君なら、あんな奴らわけもなく・・・」

 

「もし、俺がやり返したら、アイツらはそれを問題にするだろうな。

 素行に問題ありとなったらバレーで特待生になる話はおじゃんだ。

 俺が先のレベルでバレーを続けるには耐えるしかないんだよ」

 

「そんな・・・でも・・・くやしく・・・ないの・・・?」

「もう慣れた」

 

笑顔でそう語る羽座川・・・


 


「何か・・・僕にできることはない?」

「じゃあ金くれよ。たくさん」

 

羽座川の感情が爆発した。

 

「家をとっかえてくれよ。

 あったかいご飯作ってくれる親をとっかえてくれよ。

 できねぇだろ!?お前にできることなんて何一つないんだよ!!

 

 お前の家に行って惨めな思いするのなんてわかってたよ。

 自分が持ってないものを見せつけられて!!

 それでも旨いメシが食いたかった!

 ゲームがしてみたかった!

 

 帰れよ!!今すぐ消えろ!!

 

涙ぐむ下平。

 

「ハァ・・・ハァ・・・」

「それが・・・おーぎ君の本当の気持ちなんだね」

 

「悪いかよ?お前みたいに恵まれてる奴にわかるわけねぇもんな」

 

羽座川の顔wwww

完全に闇堕ちしちゃったよww

 

「・・・」

「?」

 

下平きゅんww

笑顔で流す涙やめてw

 

「お金も家も親もあげられないけど、

 僕がおーぎ君の学校に転校するよ」

「はぁっ!?」

 

何言ってんだこいつw

簡単に言うけど、結構遠いだろここ・・・

一軒家でローンがあるのかしらんけど、簡単に転校なんてできんしょ。

 

自宅から通う気でいってんのか?

 

「きっと僕はイジメられるから、おーぎ君の持つランドセルが半分になるかも」

「イジメられるために転校するバカがあるか!?」

 

ほんとだよw流石の羽座川も呆れ顔やんけw

 

「辛いことがあったら、今みたいに言ってよ。

 一緒に何とかする方法を考える。

 どーしてもムカつくことがあったら、僕を殴ってかまわない」

 

ちょっと下平きもちわりぃよww

 

「なんなんだ!お前!!イミフメーだ!!

 なんで、お前が俺のためにそこまでするっ!」

 

「だって、おーぎ君は、僕をバレーの世界に連れていってくれた」

「!」

 

「まだ上手くできないけど、バレーはすごく楽しいよ!

 新しい友だちもできた。

 

 一緒に始めた野村君たちも変わった。

 打ち込むものができて、お金をかけるような遊びをしなくなった。

 学校に行くのが嫌じゃなくなったよ。

 

 全部、全部おーぎ君のおかげなんだ。

 だから恩に報いることができるのなら、なんだってしたい。

 

 いつもそばにはいられないから、おーぎ君が辛い時、

 守ることも代わってあげることもできない。

 

 僕はおーぎ君を救えない。ヒーローにはなれない。

 だけど、おーぎ君の味方にはなれる。

 

 何言ってもムダだよ。絶対いなくならないから」

 

下平の満面の笑み・・・

羽座川は膝から崩れ落ちた。

 

「なんで・・・」

 

羽座川の日常・・・

それは酷いものだ・・・

 

羽座川は、貧乏が故に、友達の親から引き離され、

そして、そんな親の態度が子供にも伝わり、やがて貧乏ネタで羽座川をいじめるようになっていった。

 

「なんか臭くね?」

「アイツ同じ服ばっか着てるよな」

「ちゃんと服洗ってんのかね」

「ムリだよ。アイツん家、洗濯機ねーもん」

「ババアが川で洗濯すんじゃね?」

「桃流れてきちゃうよー!」

 

ホント子供は残酷だ・・・

ランドセルを運ばせ、保護者に渡すと・・・息子を叱るどころか

ランドセルに消臭剤を振り掛ける・・・

 

ホント酷すぎる・・・

 

「ううっ・・・うううっ・・・

 しもへーのくせに・・・何もわかってないくせにっ・・・」

 

押さえ込んだ感情が溢れ出す。

本当は悔しかった。

悲しかった。

寂しかった。

 

「何もできないくせにっ!!!」

 

こらえきれず、ボロボロと涙を流す羽座川・・・

そんな羽座川を、下平はそっと抱きしめた・・・

 

次回に続く・・・!!


 

 

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