■僕のヒーローアカデミア
第31話「『ヒーロー殺しステイン』その余波」
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ヒーロー殺しステインとの死闘・・・
エンデヴァー、グラントリノの活躍で脳無も全滅。
保須市の騒動は、ヒーローの完全勝利で幕を閉じようとしていた。
高みの見物をしていた死柄木弔はこの結果に、とても満足しているようには思えないが、全ては明日解るという。
・・・・・
・・・
翌日・・・
出久、轟、飯田の三人は同じ病室に収容されていた。
三人の中では飯田が一番重傷そうだな・・・
出久と轟はあからさまに生かされたようだな・・・
殺そうと思えばやれていたと本人たちは語る。
そんな中、飯田の職場体験の上司・マニュアルとグラントリノが病室を訪れた。
さらには警察の所長が顏を見せるが・・・完全に犬やんけ((((;゜Д゜)))
三人はヒーロー殺しステインの逮捕に、多大な貢献をしたわけで・・・
当然褒められるものだと思ったのだが、現実は厳しかった。
資格を持たないヒーローの卵の三人。
その三人が個性をもってして、暴力を発揮・・・
例え相手が犯罪者であっても許される事ではないというのだ。
これに反発する轟だったが、犬の言うことも一理ある。
結局犬は二つの選択肢を彼らに与える。
三人がステインを捕縛した事実を伏せ、栄誉や賞賛をされない代わりに不問に帰すか、
栄誉や賞賛を受ける代わり、処罰も受けるか・・・
三人は当然前者を選び、全てはエンデヴァーの手柄になることに。
なんとも納得のいかない結果だが、未資格の彼らにはどうしようもないことか。
だが、プロヒーローのエンデヴァー・マニュアル・グラントリノは現場監督責任として処分は免れないそうだ。
・・・・・
・・・
それにしても、世間はステインの逮捕で持ちきりのようだ。
死柄木はヴィラン連合の大暴れで、ステインの話題などかき消える・・・
と、想定してたみたいだけど、今回の逮捕で、全く逆の結果に。
ニュースではステインとヴィラン連合の繋がりもあるのでは?と憶測を呼んでいる。
そして動き出す悪意たち・・・ステインは悪ではあるがある種のカリスマだからな・・・
・・・
・・・・・
出久がお茶子と電話で今回の一件を話して、病室に戻ってきたところ、
轟から飯田の診察結果を聞かされた。
どうやら腕に後遺症が残るかもしれないということのようだ。
そこまで重傷だったのか・・・
飯田の話では後遺症は、そこまで酷いモノではないし、神経移植で元通りになる可能性も十分にあるものらしく、ヒーローを諦めなければならない程ではないようだ。
だが、飯田はこの傷を戒めとし、プロヒーローになるまでは手術を受けないようだ。
出久も歪んだ拳を戒めにしている点では同じ。
飯田と出久は、共に強くなることを誓った。
そんな二人を見て轟は罪悪感にさいなまされていたw
「なんか・・・俺が関わると、手がダメになる感じになってる・・・呪いか!?」
大爆笑w
ハンドクラッシャー的存在ww
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・・・
一方、グラントリノからオールマイトへ連絡が。
恩師ということもあって、オールマイトも頭が下がりっぱなし。
他でもない今回の一件で電話したようだ。
ステインと相対し・・・戦慄させられたという。
その根底にあるものは、強い思想・・・方向性は真逆だろうが性質的にはオールマイトと同じ・・・圧倒的なカリスマ性。
一方は正義のカリスマ、一方は悪のカリスマ。
グラントリノが危惧するのは、ステインが逮捕されたことにより、その思想や主張がネットなどで拡散され、今まで眠っていた悪たちが目を覚ますのではないかというのだ。
オールマイトはステインに感化される人間はまばらだというが・・・
ヴィラン連合とステインの繋がりが示唆された今、バラバラな悪意は一つのもとに集束する。
グラントリノも、オールマイトも・・・ある一人の男が黒幕にいるのではないか・・・
という予感が過った。
複数の個性を持つ脳無の存在を知った時から、その可能性はオールマイトも感じていた。
先代のワン・フォー・オール所持者を殺し、オールマイトの腹に致命的な傷を与えた男・・・
オール・フォー・ワンが動き出した・・・!!
グラントリノは出久にワン・フォー・オールにまつわる全てを話しておくべきだと語った。
・・・・・
・・・
一方、ネットではステインの動画がアップされては削除のいたちごっこが続いているようだが、その動画を見た悪は、見事に感化されているようだ。
ステインは元よりヒーローを志していたが、その現代ヒーローに失望し、独自の思想に突き動かされる結果に。
ヒーローを名乗る偽物が蔓延る現在に異を唱えるステインに同調する悪意。
それらはオール・フォー・ワンが導く死柄木弔・・・ひいては彼が率いるヴィラン連合へ導かれていく!!
次回に続く!!
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