【ネタバレ】HUNTER×HUNTER No.363「念獣」【漫画感想】

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■HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)
No.363「念獣」

クラピカの緊急チャンネルによる報告により、念獣の存在が全王子と、その護衛に知れ渡ってしまった。

悪意の塊である第4王子ツェリードニヒが念を習得すれば、とんでもない事になる・・・!!

果たして護衛であるテータは念を上手く導けるのか!?

 

■前回はこちら

 

「第14王子の王室警護兵が全滅?」

 

中国人風の第3王子・チョウライが部下に尋ねた。

 

「はい。軍内部からの情報なので確かです。

 残るのは外部から雇ったハンターが2名だけとの事です」

 

ビルとクラピカのことだな。

 

「ふん。誰か知らんが赤子から狙うとはな・・・。

 ん・・・待てよ、最下位の王子に付いてる警護兵は全員、

 他の王妃に帰属しているはず」

 

「はい」

 

「ならば全滅はおかしくないか?

 ・・・まさか疑われるのを避けるために味方もろとも始末したってのか!?」

 

「実は、その件で少々問題が・・・」

 

護衛は念獣について聞かせた。

 

「・・・・ネンジュウ?」

「とりあえず護衛全員に確認したのですが、

 詳しい事を知る者が我々の中にはいません。

 しかし、警護兵全滅のカギは、この言葉にありそうです」

 

「・・・・」

 

念についての知識はプロハンターならば間違いなくあるだろうが、他の人間は本来知ることはない秘中の秘だからな・・・

知らないのは普通か。

 

・・・・・

・・・

 

代わって第二王子カミーラ。

今まで沈黙を貫いていたため、単に美しい女性なのか、はたまた美しい男性なのかもよくわからなかったが、ようやくその辺が明らかになるのか。

 

「御父様、カミィね、ハッキリさせておきたい事があるの。

 『生き残る』という言葉は複数の捉え方が出来てしまうから

 『脱落した者』の定義も曖昧にしていると思うの。

 

 生物学上の死ではない、脱落を認めないでいただきたいの。

 いいでしょ?」

 

つまり裏を返せば、たった一人の継承者以外の他の王子は、たとえ継承戦を辞退しようが、絶対に死んでないとアカンといいたいのか。

この王子も相当やべぇな。赤子だっているんだぞ。

 

そして、自分自身が確実に選ばれると信じていなければ、こんな提案できるわけがない・・・

 

「ホッホッホ、ニュアンスは違うが第3王子も王になる条件について聞いてきたホイ。

 一字一句違えず答えようホ。

 『生き残った唯一名が正式な王位継承者』

 それをどう解釈するかも含めて継承戦なのだホイ」

 

ようするに王になりたきゃ他の王子はみなごろしにしろって事だろ?

辞退しようが死からは免れない・・・

”生き残った唯一名”を王子がどう解釈するかにもよるけど・・・

 

王が次の王を宣言しない限り継承戦に終わりはこない。

例えば候補が2人生き残って、どちらかが辞退を申し出たとして、

そこで継承戦が終わらなければ、”生き残った唯一名”が生死の意味となり、

結局ころし合いになるだろうし、そうなれば生きるために闘わなければならなくなるよなぁ・・・

 

「くくく、下らぬ心配だなカミーラ」

 

第1王子・ベンジャミンか。

 

「自らが王となる前提で臨むならば、他者の定義に拘る必要など皆無!!」

「カミィはイヤ!カミィは世界中の人間をカミィの思い通りに動かしたいの!

 まず、カミィ以外の王子は死んで欲しいわ!

 理想は”自ら進んで死んでほしい!”

 『カミーラが王になるのだから、私は死ぬべきだ』って思ってほしいの!」

 

相当ヤベェなコイツw

 

「何という思い上がった女よ・・・!!

 貴様に王の座など狂犬に子守をさせる様なもの!!」

 

ベンジャミンブチギレww顔怖すぎだろww

 

「?バカじゃない?カミィは子守なんかしないわ!どいて!」

 

全くひかねぇ、この女の胆力も相当だな・・・

 

「カミーラ、兄上に敬意を払いなさい」

 

王の言葉に、大人しく引くカミーラ。

 

(許せない・・・!!間違ってるわこんな世界!!

もう・・・!カミィが自分で変えるしかない!

願っただけでは実現しないなんて、どれだけ理不尽なのかしら!!!)

 

どっちが理不尽なんだよw

こいつの歪んだ心が念獣にどう影響するかだよな・・・

どの王子もヤバすぎやろ・・・

 

「父君、あれが資格持たぬ者の分をわきまえぬ浅ましき実態!

 長兄として誠に恥じ入るばかり!

 このベンジャミンが責任をもって枝打ちし!!

 カキンの大樹を守る事、この場で誓いまする!!

 

こっわww顔怖すぎだろこいつw

 

「うむ。期待しておるホイ」

 

殺す!!!!!

 

ベンジャミン、宴会ホールから退席!

 

今すぐ殺す!!!

全員殺す!!!!

下船など到底待てぬわ!!!!

 

ブチギレ過ぎて服がボロボロじゃねぇかww

コイツはコイツでやば過ぎだろ。

結局はカミーラと同じで、他の王子は全員生かしておかない気なんだよな・・・

 

「私設兵隊長(バルサミルコ)に伝えろ!!

 まず第4王子(ツェリードニヒ)をオレの前に連れて来い!!」

「はっ!」

 

「手段は問わん!!ただし殺すな!!オレが直々に伐つ!!とな!!」

「は」

 

付き人がバルサミルコに連絡する・・・


 


1001号室・・・

 

「他者に寄生する念獣がオレ達に!?ならば念使いのオレに何故それが視えないのだ」

 

やはりベンジャミンは念使いだったか。

禍々しいオーラがヤベェからなこいつ・・・

 

「推測ですが・・・儀式の当事者は念獣を視認出来ない制約があるのかも知れません。

 もしくは何か条件が不足しているか・・・

 第14王子の件もそうですが、件の念獣が直接第14王子の命を

 獲りにいっていない事からも、我々が知らされていない念獣の生態(ルール)が

 ありそうです。

 

 この生態を他の王子よりも早く、正確に把握する事!

 それが壺中卵の義攻略のカギです。

 その前に行動を起こす事は、命取りになりかねません」

 

流石施設兵隊長・バルサミルコ・・・正しい判断だな。

 

「・・・・・このオレに待てと申すのか・・・?」

「はい。理由は主に二点。

 敵が念獣であり、ベンジャミン殿に敵の姿が視えない以上、

 単独行動は非常に危険です。

 故に護衛計画を大幅に変更する必要があります」

 

「・・・」

「もう一点は先程の緊急コールです。

 『念獣』と『念能力』は全王子と、その警護人の共通認識になってしまった以上、

 我々のアドバンテージは殆ど無くなったと言えるでしょう」

 

「!?」

 

・・・・・・

・・・

 

バルサミルコは細かい説明をする。

 

「成る程、ハンターか」

 

「彼等は全員念の使い手で我々よりも、その歴史は古く、念の知識はあちらが上。

 ただ、彼等にとって王子の護衛は二次的な任務で、

 カキンの内部事情にも疎く、情報戦においては我々が圧倒的に有利でした。

 

 しかし、一名のハンターのアナウンスによって全警護人の

 『敵の想定』が明確になってしまいました。

 これによって念を使える者は警戒レベルを最大に上げる・・・!

 

 これ即ち、我々の『念による急襲作戦』の効果が無になる事と同意!」

 

深いため息をつくベンジャミン。

 

「・・・全く余計なマネをしてくれたものだ。

 だが、少し解せんな・・・

 なぜそいつは、わざわざ緊急チャンネルで全員に情報を流したんだ?

 第8王妃(オイト)から壺中卵の儀について聞いていないはずはないだろう。

 『その正体が「念獣」だと判明した』という情報を何故敵側の王子にまで流したんだ?」

 

「さすがベンジャミン殿。我々もそこに引っ掛かりました。

 まずは『抑止力のため』と考えるのが最も妥当です。

 実際に我々はその情報を元に計画の変更と待機を余儀なくされています。

 

 ハンター達の本来の任務は暗黒大陸にあります。

 故に船内での衝突を避ける為、あえて膠着状態を狙ったと考えられます。

 

 これは下位王子の利害とも一致します。

 武力に乏しい彼等は今回の争いには消極的でしょうからな。

 

 現に他のハンターもアナウンスに呼応して積極的に情報を共有しようという

 態度を示していました」

 

「下位王子と護衛のハンター達が結託して延命を計っているという事か・・・

 この先ハンターが王子と、その念獣をどう扱うかで状況が違ってくるな・・・」

 

「正に仰有る通り!念獣とハンターの能力が未知数な上に、

 その能力次第では脅威にもなり得ます。

 更に上位の王子達の私設兵にも念能力者がいるかも知れません。

 今回の件で念の事を知った他の王子が能力会得の指南を請う可能性もあります」

 

「・・・・・・・私設兵を全員ここへ呼べ!」

「は・・・!(ニィ

 (直情型で最短の道を好むため誤解されやすいが・・・

 ベンジャミン殿はこちらが臆せず理詰めで話し、情報を提供すれば、

 的確な判断をされる御方・・・!

 まだまだ途上である我が国を更なる大国に導けるのは

 剛柔相備わる彼唯一人・・・!!)」

 

・・・・・・

・・・・

 

「これから諸君には王室警護兵として

 現在のメンバーと交替で各王子の警護についてもらう。

 任務内容は引き続き各王子の護衛及び動向観察の報告を継ぐ形だが、

 『念獣』という未知数の脅威により非常に危険で高度な任務へと変貌した!!

 

 細心の注意を払い念獣とハンターの能力を把握せよ!!

 敵が襲って来た場合!又は襲撃の意志が明らかである場合には、

 防衛権行使による武力制圧!!

 即ち、”敵の殺害”を許可する!!」

 

『一切承知(イエス!サー)!!』

 

「バルサミルコ、貴様達にはオレの念獣が視えているのか?」

「・・・は!しかと。次代王に相応しい雄々しき霊獣にございます!」

 

やっべぇ・・・禍々しい邪神のようだ・・・

 

・・・・・

・・・

 

第3王子・チョウライの部屋・・・

 

(第一王子が私設兵の精鋭を警護兵として各王子に投入してきたか・・・

王室警護兵は正式な国王軍兵でなければ配属不可能だが・・・

軍事最高副顧問の地位にいる第一王子の私設兵だけはその資格を有している。

明らかに今回のアナウンスを受けての処置・・・

これはネンジュウについて知る好機とみた・・・!!)

 

・・・・

・・・

 

第2王子・カミーラの部屋・・・

 

「絶対にカミィの目に入る所をウロウロさせないで!!

 リビングに一歩でも入ったらころして!!ママ呼んで!!」

 

・・・・

・・・

 

第4王子・ツェリードニヒの部屋・・・

 

「いかがいたしましょう・・・?

 第一王妃の御子であらせます第4王子様には要請に従う義務はございませんが・・・」

「『馬鹿め』と伝えろ。オレ念に集中中」

 

・・・・

・・・

 

第5王子・ツベッバの部屋・・・

 

「(緊急アナウンスをした者・・・場の停滞を狙ってるわね・・・)

 そのハンターの情報が欲しいわ。早急にとりかかって」

「は」

 

・・・・・

・・・

 

第14王子・ワブルの部屋・・・

 

「サイールドの能力を使って他の王子を調べられるんじゃないか?」

「可能だが、闇雲に探るわけにはいかない。

 必要な情報とターゲットを絞らないと、ただでさえ警護に気を配りながらの

 ハイリスクな作業で長時間は出来ない。

 

 (船内電話は国王軍に管理されていてセンリツ達との通常交信は危険・・・!!

 警護用の無線は各王子の警護ごとにチャンネルが固定されていて

 他の王子の警護兵とは交信できない!

 王子居住エリアへの持ち込みが出来なかった別の無線を

 何とか入手して情報のやり取りが出来ればいいが、

 何をするにも圧倒的に人手が足りない・・・!!)」

 

ピンポーン!

 

「第一王子の警護兵だろう(この状況で更に新たな監視人か・・・)」

 

「はい」

 

侍女がインターホンに出る。

 

「先程連絡しました第一王子帰属・王室警護兵のビンセントです」

 

・・・・

・・・

 

「あ゛ぁ~~~ん!!あ゛ぁ~~~~ん!!」

「どうしたのかしら、授乳はしたばかりなのに・・・

 眠いのかもしれません、寝室へ行きますね。

 あと、新しい方はやはり不安です」

 

泣き叫ぶワブル・・・

第一王子の護衛・・・オイトが不安に思うのも無理はない。

 

「心得ています。

 玄関エリアを担当してもらい、シフトは崩さない様にしよう」

「わかった」

 

クラピカがオイトと話している中、ビルはいち早く気づいた。

 

「おいっ!?」

「!?」

 

その声に振り返るクラピカ!

 

「ビル!!王子を!!」

 

さっきやってきたベンジャミンの警護兵ビンセントか・・・?

男は侍女を片手で抱き寄せながら現れた!

 

すでに侍女は死んでいる・・・自らの右手に持ったナイフを胸につきたててしんだのか?

 

「いや~~~~~~間一髪でした・・・ええ。

 いきなりナイフで襲ってきましてね・・・やむなく・・・ええ。

 あと、毒物らしき小ビンも所持していましたよ・・・ええ、ええ。

 一服盛るつもりだったんでしょうなァ危ない危ない。

 という訳で、防衛権を行使させていたただきました。ええ」

 

(監視ではなく、刺客か・・・!!)

 

こいつ・・・いきなり本性現しちゃっていいのか・・・?

それとも侍女が念獣に操られ、本当に護衛に切りかかったのか?

どっちにしても、ヤバイな・・・!!

 

ここまで堂々と振舞う以上、それなりの手練・・・

自信満々な態度がそれを裏付けている・・・これで雑魚なら笑えるが・・・

 

次回に続く!!


 

 

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