■僕のヒーローアカデミア
第15話「うなれ体育祭」
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いよいよせまる雄英体育祭!
学年別、ヒーロー科、普通科、サポート科、経営科全てごっちゃにした総当たり戦!
皆、その頂点に立つ事を目指すわけだ。
オールマイトは次世代の平和の象徴・・・緑谷出久が来たことを全国に知らしめて欲しいと願う!
しかし、出久は自分の実力などを鑑みて、いつもの如くぶつぶつとネガティブ発言。
「ナンセンス界じゃ、他の追随を許さないな君は!」
ひっくり返って吐血するオールマイトw
「常にトップを狙う者と、そうでない者・・・
そのわずかな気持ちの差は社会に出てから大きく響くぞ」
「・・・」
「気持ちは解るし、私の都合だ。強制はしない。
ただ、海浜公園でのあの気持ちを忘れないでくれよな」
・・・・・
・・・
下校時間・・・
A組の教室前に群がる生徒たち。
爆豪は敵情視察だろという・・・
ヴィランの襲撃を乗り切ったA組を体育祭の前に見ておきたい・・・
そんなところだというのだ。
「そんな事したって意味ねーから、どけ!モブ共!!」
相変わらず口が悪いというか態度が悪いと言うか。
いきなり多くの敵を作るのは得意な爆豪。
そこに現れた普通科の心操人使。
彼はヒーロー科を目指すも、叶わず、普通科に甘んじている。
雄英体育祭で活躍の際にはヒーロー科転属もあるという。
逆に、雄英体育祭で目立った結果を出せなかった者は、普通科への異動もあるそうだ。
彼はこのチャンスを絶対にモノにするつもり・・・!!
敵情視察・・・ではなく、宣戦布告!!
さらにヒーロー科B組から、鉄哲徹鐡も現れ、一触即発な雰囲気に!
主に爆豪の挑発発言が原因なのだが・・・
「待てコラ爆豪!どうしてくれんだ!
おめぇのせいでヘイトが集まりまくってんじゃねぇか!」
「関係ねぇよ!」
「あぁ!?」
「上にあがりゃ関係ねぇ!」
爆豪の決意を改めて感じた出久・・・
馬鹿か僕は!!
皆、それぞれが硬い決意を持って挑む雄英体育際!
出久も改めて何のためにヒーローを目指すのかを再確認!
体育祭までの2週間!
できるだけの努力をする!
だが、それは出久だけではない!
一人一人の生徒が、皆トップを狙いに行くための努力を怠らない!!
・・・・・
・・・
そして時はあっという間に流れ、体育祭当日!
先のヴィラン侵入の一件もあり、マスコミの入場の際も厳しいチェックが行われているようだな。
1年生ステージ、2年生ステージ、3年生ステージと、同時進行で行われるのかな?
で、例年だと3年生ステージが大盛り上がりするところだが、
ヴィラン襲撃を乗り切った事もあり、1年生ステージが注目の的のようだ。
・・・・
・・・
マウントレディは会場警備の任務のようだが、出店でたこ焼きを買い食い・・・
というか、色気でタダ食いww
・・・
・・・・・
一方、1年生の控室では皆出番を待っているようだ。
まずは予選が行われるようだが、種目に関しては、直前の直前まで教えられないようだ。
そして飯田が間もなくの入場を告げる中・・・
轟が出久に声をかける。
オールマイトに目をかけられている出久よりも、客観的に見ても俺が上だ・・・と。
「お前には勝つぞ」
あきらかな宣戦布告!
出久は轟がどういうつもりで、自分に声をかけてきたのかも解らない・・・
客観的に見ても轟の方が自分より上だと認める。
その上で・・・
「でも、皆・・・他の科の人も本気でトップを狙ってるんだ!
後れを取るわけにはいかないんだ!!
僕も本気で取りに行く!」
「・・・おお」
「ッチ・・・!!」
受けて立つと轟!
出久に苛立つ爆豪!
・・・・・
・・・
そして、はじまっちゃった雄英体育祭!
会場は満員御礼!オールマイトも見守る中、いざ入場!
沢山の観客の前でド緊張の出久。
飯田はあまり緊張してない様子。
爆豪も緊張とは無縁の様子wむしろテンションが上がってるw
ちなみに1年の主審は18禁ヒーローミッドナイトだ。
なんて恰好してやがる((((;゜Д゜)))
流石18禁ヒーローの名は伊達ではないな!
と、ここで選手宣誓を爆豪が行うようだ。
1年生ヒーロー科の入試1位通過だからな・・・
「宣誓。俺が1位になる」
『絶対やると思ったーーーー!!』
当然ブーイングの嵐ww
「せめて跳ねのいい踏み台になってくれ」
これは酷いw
(自信・・・違う!以前のかっちゃんなら、ああいうのは笑って言う。
自分を追い込んでるんだ・・・!僕らを巻き込んでるのがかっちゃんっぽいけど・・)
そうこうしている間に第一種目が決定した!
なんと、障害物競争!
サポート科3クラス・普通科3クラス・ヒーロー科2クラス・経営科3クラス、計11クラスによる全員参加の障害物競走!
スタジアムの外周4kmを走り抜ける!
コースを守れば何をしたって構わない!!
こうして始まった第一種目。
皆スタート位置に集結する!
これまた入口の枠が狭いなぁ。
いきなり人の波に押しつぶされる出久w
スタート地点から最初のふるい!!
先制攻撃は轟が仕掛けた!!
スタート地点から凍気を放ち、大多数の人間の足を氷漬けに!
しかし、同じクラスの連中は轟の個性に対し、自分の個性で対策をとっていた!
氷漬けをかわし、先頭を走る轟を追いかける!
しかし、突破した彼らを待ち受けていたのは入試で現れた仮想ヴィランメカ!
かなりの強敵だったわけだが、轟の氷の個性は、そんな敵をもろともしない!!
強すぎる!!
出久は入試の時からどれだけ成長を遂げているのか!?
以前と明らかに違う点は、もうビビって震えてない点!
頭も回る余裕もある!!さぁ・・・まだ使いこなせない個性で、どう切り抜ける!?
次回に続く!!
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