■僕のヒーローアカデミア
第14話「そういうことね お茶子さん」
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USJ襲撃事件は世間に大々的に報じられた。
ヴィラン連合の襲撃事件で72人のヴィランが警察に逮捕されたが、主犯格の死柄木弔含め、主犯格は逃亡・・・依然としてその足取りは掴めていない。
そんな冒頭。
オールマイトが恩師グラントリノに宛てた手紙が読み上げられる。
雄英の教師になったこと・・・後継が見つかったこと。
すでに力<ワン・フォー・オール>を譲渡したこと・・・
八木俊典・・・オールマイトの本名((((;゜Д゜)))
・・・・・
・・・
雄英の教師たちは、今回の襲撃事件の報告を警察から受けていた。
どうやら、主犯の死柄木弔含め、黒霧も個性登録がされてないことが解ったようだ。
無国籍かつ偽名・・・
個性届けを出していない裏の人間・・・
結局の所、何も解っていないということのようだ。
早く足取りを掴まなければ、奴の怪我が治ればまた襲撃を試みる可能性がある。
オールマイトは死柄木弔の言動からプロファイリングをする。
自身の個性は語らず、脳無の個性を自慢げに話し、自身の思い通りにならなければ、露骨に気分が悪くなる・・・
幼稚的万能感の抜けきらない子供大人だと・・・
警察に捕まった72人のヴィラン・・・
すべて小物だったようだが、彼らは死柄木弔のような子供大人に賛同した事実。
抑圧された悪意たちが、無邪気な悪に惹かれている・・・か。
警察は今後も操作網を拡大し、検挙に尽力するそうだ。
「子供大人・・・逆に考えれば生徒たちも同じだ。
成長する余地がある。もし、彼に優秀なバックがいて、
その悪意を育てようとしていたら・・・」
校長が危惧することは、はたして現実のモノになるのか・・・
「考えたくないですね・・・」
・・・・・
・・・
USJの襲撃の翌日・・・
学校は休校になったようだ。
しかし出久は全然気が休まらずにいた。
そんな出久は自室にこもり、オールマイトの過去のビデオを見返していた。
初めてヴィランと対峙し、その悪意に圧倒されたことを思い返していた。
憧れのオールマイトのように、笑顔を見せる余裕など、微塵もなかった。
憧れは遥か遠い・・・
出久は受け継いだ力・・・ワン・フォー・オールの力をもっと自分の物にしなくてはと改めて決意する。
責任感強いからなぁ。
・・・・・
・・・
翌日。
みんな元気に学校に登校している。
そんな中、怪我で入院中だった相澤先生が包帯ぐるぐる巻きで現れたw
大丈夫なのかよw
『先生復帰はえぇええええ!!』
「先生無事だったのですね!」
「アレ無事っていうのかな・・・」
「俺の安否はどうでもいい。それに戦いは終わってねぇ!」
「戦い?」
「まさか・・・」
「また、ヴィランがぁぁぁぁ汗」
「雄英体育祭が迫ってる」
『クソ学校っぽいのキターーーー!!』
ヴィランが侵入してきたばかりなのに、そんな大きな催しを開催してもいいのか?
もっともな疑問だ。
「逆に開催することで、雄英の危機管理体制が盤石だと示すって考えらしい。
警備も例年の5倍に強化するそうだ。何よりウチの体育祭は最大のチャンス。
ヴィラン如きで中止していい催しじゃねぇ」
「いや、そこは中止しよ!?体育の祭りだよ!?」
どうやら雄英の体育祭はビッグイベントで、いまやオリンピックの代わりになるほどの盛り上がりを見せると言う。
全国のトップヒーローもスカウト目的で体育祭を見る。
卒業後はプロ事務所にサイドキックされることもあるようで、生徒たちにとってもメリットは大きい。
話題のトップヒーローの事務所に入れる最大のチャンス!
年に1回・・・計3回だけのチャンス!
ヒーローを志すうえで絶対にはずせないイベント!
「その気があるなら準備は怠るな!」
『はい!!』
「ホームルームは以上だ」
・・・・・
・・・
休み時間。
生徒たちは皆テンションが上がっていた。
プロへの道が一気に広がる大きなイベント!
力を示しチャンスをモノにすると意気込む生徒たちw
中でもキャラ変わるくらいに燃えてるのが意外にもお茶子だったw
「頑張ろうね!!体育祭ッッ!!」
声wwww
全然麗らかじゃないww
「せ」
パァンッ!!!
峰田何言おうとしたwwwww
「みんなぁぁぁ!!私がんばるぅ!!!」
コワいww
・・・・・
・・・
出久は、お茶子になぜヒーローになりたいのかを質問した。
「えーーっと・・・それは・・・」
「え!?お金!?お金欲しいからヒーローに!?」
「究極的に言えば!なんかごめんね!不純で!飯田君とか立派な動機なのに私恥ずかしい・・・」
飯田は生活のために目標を立てるのは立派だとフォロー。
出久も同意した。
しかし意外でもある。
どうやら実家が建設会社をやっているらしく、全然仕事がないんだって。
小さい頃は自身の浮かせる個性を使い、家を手伝おうとも思っていたようだが、
両親はそんなことより、自分の夢を追ってくれるほうが、余程うれしいと語ってくれたそうだ。
お茶子は絶対にヒーローになって両親を楽させてやるんだと決意する。
真っ直ぐさに感動する・゜・(つД`)・゜・
「ブラァァァァボオオオオオオオオオ!!麗日君!ブラアアアアアボオオオオオオオ!!バーボ!!バアアアアアアアアボオオオオ!!」
飯田君ww
そんな中、突然現れたオールマイトが出久を昼食に誘った。
・・・・・
・・・
「50分前後!?」
「あぁ・・・私の活動限界時間だ」
仮眠室でお茶する二人。
オールマイトは、最近の無茶続きで活動限界が短くなっていることを告げた。
マッスルフォームを維持できるのはギリギリ1時間30分くらいのようだ。
出久は驚きを隠せない・・・
本題に入るオールマイト。
体育祭の事のようだ。
出久はまだワン・フォー・オールを使いこなせていない。
だが出久は、先のUSJの襲撃の際に、一度だけ腕に影響なしに拳を打ち込んだことを思い出す。
今までと、成功した時の違い・・・
それは・・・初めて人に向けてワン・フォー・オールを放ったこと。
対象が人ということで無意識に力をセーブしたのか・・・
何にしろ、進展はしたようだ。
そんな中、オールマイトは語りだした。
自分が平和の象徴として立てる時間は、もう僅かだと・・・
悪意を蓄えてる者の中に、その事に気付き始めた者もいるという。
「君に力を授けたのは、私を受け継いでほしいからだ!
あの時の君の想いは今も紡がれているはずだ。そうだろ?」
「はい!!」
「ならば、それを示す時だ!」
「!」
「雄英体育祭・・・プロヒーローが・・・
いや、全国が注目しているビッグイベント!」
「今こうして話してるのは他でもない次世代のオールマイト!
平和の象徴の卵!緑谷出久が!君が来たってことを世の中に知らしめて欲しい!!」
出久頑張れ!!
次回に続く!!
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