■あつまれ!ふしぎ研究部
第21話 「活動目標のふしぎ」
■前回の感想
「いいですか、みなさん。俺が入部したことで、この部は廃部を逃れました」
「そうだな」
部活に全員揃ったところで、なにやら大祐が偉そうに演説してるぞ!
前回から顧問の春日野旭先生も加わり、やっとまともな部として形になったと力説。
「そこで、そろそろ決めるべきだと思うんです」
「何を?」
「ふしぎ研究部の活動目標ですよ!」
「私はオカルト研究してるし・・・」
「私はマジック」
「そういう個々のじゃなくてですね・・・」
大祐いわく、ふしぎ研究部として、みんなで一つの目標を目指すべきだというのだ。
「まあ入部した以上ちゃんとやりたいですからね」
というのは、あくまでも建前だったw
目標を用意することで、三人の標的から逃れるのが真の目的!
大祐よ・・・そんなに嫌なのか!
女の子にあれやこれやされて!!このボケが( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン
「運動部なら全国大会・・・
文化部ならコンクールっていう、わかりやすい目標があるけど、
ふしぎ研究部に、そういうの無いものね」
「顧問としての意見はどうですか?」
「え?私ですか?
じゃあ先生は占いについて調べたいと思います!」
天然め!( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン
「そういう大祐は何かいいアイデアあるのかよ」
「そう言われると思ってですね・・・」
大祐はポストを取り出した。
どうやら一般生徒から”ふしぎ”を集めてこの部で解決していくというのだ!
結構おもしろそうじゃないか!
ふしぎ研究部の知名度も評価も上げられる一石二鳥やんけ!!
さっそく部室前に設置し、学内の掲示板で宣伝もするようだ。
1週間後が楽しみだぜ!!
一週間後・・・
「さぁどのくらい来てるか・・・」
・・・・
確かにポストには紙が入ってたさ・・・
■ことね先輩の3サイズはいくつですか?
■大原ことねさんの趣味は何ですか?
■大原ことね様の好きな男性のタイプは?
■ことねちゃんの生年月日は?
■大原ことねさんの下着の色は何色?
■ことね先輩のバストサイズは何cmでしょうか?
「低いなー偏差値・・・」
「これが現実・・・」
そんな中、一枚だけことね先輩以外のふしぎが!
ふしぎ研究部で一番強いのは誰ですか?
「これまたしょうもない・・・」
「やはりこうなる宿命・・・」
「研究材料は一つで十分・・・」
やる気満々の女三人ww
みんなを一つにするはずがバラバラになってしまった(((( ;゚д゚)))
「何とかしてください先生!」
旭先生ww救急箱持って無言で頷いてるwwめっちゃ笑顔でww
この争いを止める方法はただ一つ!!
「大祐!!?」
いやおかしいだろww
大祐は呪いの仮面を被り、ロープで縛り上げられているw
てかマジでその呪いの面をネタにするのやばいってww
「みんな間違ってますよ。研究における強さとは忍耐力。
最強を名乗るなら、まずこの俺を超えてからにして欲しいですね」
「大祐お前・・・
やっぱりマゾだったのか・・・(ドン引き」
「へ?」
「色々と腑に落ちたよ・・・全部好きでやってたんだな」
「ちがいます!」
「ごめんなさい。私、怪我の治療しかできないの」
旭先生の切ない顔やめてあげてww
「マゾに目覚めたって本当なの五領大祐君!」
高浜さん、どっから聞きつけてきたww
結局大祐は好きにさせることにしたとさ・・・ちゃんちゃん
次回に続く!!
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