■ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない
第30話「猫は吉良吉影が好き」
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川尻浩作になりきっている吉良吉影。
どうやら川尻浩作本人の足のサイズは吉良吉影より若干大きいようだ。
徐々に自分の靴のサイズに変えて行かねば・・・と吉良は思うのだったが、
少しくらいだったら変えなくてもいいんじゃないか?
やっぱ靴擦れとかおきちゃうかな?
そんな最中、息子の早人が学校に出かけていった。
相変わらず無愛想というか・・・挨拶もしない。
「・・・行ってらっしゃい」
無言で出かける早人にそう呟く吉良。
そんな時だった。
物音と共に妻・しのぶの悲鳴が聞こえてきた。
「アナタ!地下室で恐ろしい出来事が!」
そう言って吉良の身体に飛びつき、怖かったことをいい事にスリスリスリスリw
あざとすぎるww
そしてこの顔である。
もはやサツジン衝動を抑えるのにひっしなのか・・・
「あのね!地下室に猫がいるのよ!」
「猫?」
しのぶの説明はこうだ。
ミネラルウォーターを切らしてしまったからと、地下室にとりにいくと
そこには一匹の猫が入り込んでいたという。
猫好きのしのぶは、そのブリティッシュブルー種の猫に近づこうとするのだが、
近づくや否や、警戒しているのか、爪を剥きだし、警戒する猫。
後ずさりすると、爪をしまい、警戒を解く。
しかし、このままでは猫が座ってるジャガイモの袋のオシッコをするかもしれない。
しのぶはなんとかしようと、今度は後ろを向き視線を外した状態で近づこうとする。
しかし、これまた猫は爪を剥きだし、警戒するではないか。
しのぶは猫に敵じゃないという事を教え、警戒心を解くつもりでこのようなカッコをしてるのだがww
全く効果なしww
むしろ警戒心が強くなったろww
なんで私が猫の機嫌をとらなきゃいけないのか!
しのぶは強硬手段に打って出る。
たわしをぶつけようというのだ。
大あくびで舐め腐る猫に頭に来たのか、しのぶはガチでタワシを投げつける!
しかしこのタワシを猫は尻尾で叩き落とした!
これは・・・強いぞ!!
「この!!」
今度はホウキを振り上げるしのぶ!
しかし、猫は思いっきり飛び上がって、なんと天井に張り付いたではないか!!
やはりこの猫普通じゃないぞ!!
しのぶが最もゾッとしたのは猫の首に小さな穴が開いていたことだと吉良に語る。
「穴・・・だと・・・?」
穴と聞いて吉良は思った。あの矢で射抜かれたのでは?と。
しのぶは恐怖のあまりホウキを振り回して逃げてきたという。
吉良に地下室を見てきて欲しいと頼むが・・・
いくらなんでも暴れすぎだろwww
どんな暴れ方したらこうなるんだよww
猫ちゃんは無残にも割れたガラスの破片が突き刺さりしんでいた・・・
罪悪感に悩まされるしのぶを優しく慰める吉良。
「君は悪くない。誰も悪くない」
猫を庭に埋葬する吉良。
これほど雨合羽とシャベルが似合うサイコパスも珍しい。
・・・・・
・・・
翌朝・・・
昨日猫を埋めたところから・・・
なんか猫っぽい花が生えてきてるし(((( ;゚д゚)))
猫は混乱していた。
自分の姿がいつもと違う・・・と。
その場所から動く事もできないようだ。
やはりあの猫は矢で射抜かれて、そしてしんだあとにスタンド使いとして覚醒してしまったようだ。
なぜ花みたいになったのかは謎だが・・・
そんな折、しのぶが家から出てきた。
吉良がどこに猫を埋めたのか気になってるようだ。
そんなしのぶを見て、どこかで見たような・・・と思いにふける猫。
そして、彼女が持つホウキを見て確信する!
この女のせいでガラスがいっぱい刺さって動けなくなったと!
そしてこんな身体になってしまったと!
これは痛い!!
猫草?はいきなり身体を膨らませ、空気弾のようなものをしのぶに向けて飛ばした。
それが親指にあたると・・・なんと生爪が剥がれ跳んだではないか!!
猫は自分自身で戸惑いを感じていた。
彼女に対する恨みがそのまま攻撃となって現実のものとなったようだが・・・
しのぶは草に攻撃されたというよりも、猫のたたりだと信じきっているようだ。
まぁ当然の反応だろう。
この猫とんでもない(((( ;゚д゚)))
飛んでいる雀を攻撃・・・
ころして食べ始めたぞ・・・
どうやら直感で自分の能力と、その使い道を理解したようだ・・・。
そんな中、吉良が草を見つめていた。
やはりスタンド使いだったと!
吉良にとって重要な事は、こいつが害ある敵なのかどうか。
「大事をとって、ころしておくか」
でも、こうしてみると可愛いよなww
猫は食事を終えると、寝始めた。
身を丸めるところなんか、まんま猫だ。
吉良はこの猫なのか草なのか良くわからないものを少し調べてみることにした。
なにかあればころすのは簡単だとタカをくくる。
「プシッ!プシッ!プシッ!」
吉良の声に反応する猫。
やはり猫っぽい。
手を近づけると、つい匂いを嗅いでしまう習性といい・・・猫だ。
「どれ、撫でてみてもよさそうだ」
吉良は猫を撫でる要領で草を撫で始めたw
「不気味なゴロゴロ音を立てて寝に入るところも確かに猫だ」
だが本当に吉良に敵意があるのかどうかは解らない。
吉良は確かめてみるつもりだ。
鼻と口を塞ぎやがった(((( ;゚д゚)))
段々苦しくなった猫はフギャーー!と怒りの感情をあらわにする。
「うーむ。怒っているが、コレで間違いなく私に敵意を持ってないのはわかった」
吉良は改めて確信する。
この草は昨日の猫だと。
そして、しのぶの言っていた穴というのは本当だったと。
そこに足を手当てしたしのぶが戻ってきた。
「あ、あなた?」
彼女!!
吉良は咄嗟に足で猫の視界を遮った。
しのぶはその場所が怖いという。
猫は吉良の股の間からしのぶを見ているぞ!!
吉良は確信した。
彼女を恨んでいるからこそ、攻撃したのだと!
もし、彼女がその事を知れば、そのウワサは承太郎たちの耳に入ってしまうかもしれないと、警戒を始める吉良。
近づいてくるしのぶ。
そこに猫がうまっているのでしょ?と。
吉良はここには埋まっていないと誤魔化すが・・・
「家の中に戻っていなさい」
「嘘よ!思いやりで嘘をいっているのね!?」
きかない女だ!
猫としのぶの目があってしまったぞ!!
めちゃめちゃキレだす猫ww
まずい!!やはりこの猫、私にとって害だった!!
まだどんなスタンド能力か解らなかったがコイツを始末する!!
「キラークイーン!!」
かわいそうだがこれで吹っ飛ばす!
吉良は猫の前の小石に爆弾をセット。
第一の爆弾!スイッチ・・・オン!!
・・・・
・・・
!!?
あれ?
「何!!?」
爆弾が起爆しないだと!?
馬鹿な・・・不発弾はありえない!!
こいつのせいか!こいつが能力で爆発させないのか!
「ボェエエエエエエ!!」
「え!?それ草!!?その植物動いてるわ!」
「戻っていろといったはずだぞ!!」
しかし時すでにおそし!!
猫の謎の攻撃がしのぶの胸をえぐる!!
そして吹っ飛んでいったぞ!!
「しのぶ!!」
猫は目の前の石を弾き飛ばした。
その瞬間爆発したぞ!
キラークイーンの爆弾が、こいつから離れた途端爆発した!
まさかこいつの能力は!!
猫は思った。
あの女はころす!!
「これ以上彼女を攻撃させるわけにはいかない!!
貴様には消えてもらう!!」
それを邪魔するこの男もころす!!
後編に続く!!
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