■ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない
第24話「シアーハートアタック その2」
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「むかつく小僧だ。仗助と億泰が来るまで、あと1分もあるじゃぁないか」
康一がしんでしまったのか、エコーズも消えていく。
「精神衛生上イラつきを抑えるためになぶってやろうと思ったのに・・・
!・・・こいつ靴下を裏返してはいてやがる。自分で気にならんのだろうか?」
靴下が気になってしょうがない吉良ww
「ええい!やはり気になる!!」
一方仗助と億泰は近道を通って時間短縮を図る!
そんなことはいざ知らず、康一の靴下を脱がせ、わざわざ裏返して綺麗にはかせる吉良。
「ふう・・・これで落ちつく」
そしていよいよ康一を吹き飛ばす時がきた!!
キラークイーンが触れたものはどんなものも爆弾に変えられる!
吉良は康一の学生服のボタンを爆弾に変え、吹き飛ばすつもりのようだ!
「キラークイーン!第一の爆弾!!」
その時だった!!
「康一君。君は精神的にはこの男に勝っていたぞ」
吉良の背後から声をかけたのは満身創痍の承太郎だった!!
「なにぃ!!?」
残念ながらスタープラチナのパンチはキラークイーンに止められてしまう!
だが承太郎は吉良の顔面を時計が見れなくなるほど叩き潰すと宣言。
吉良は承太郎の事を色々知りたい所だが、もう20秒しかないからと立ち去ろうとする。
一方の承太郎も、やはり傷は深く、ただ立っている事すら辛そうで、ついには片膝をついてしまった。
吉良はスタープラチナのパンチ力が弱かったと言い切り、立ち去ると言いつつも、片膝をついた承太郎の顔面目がけてキラークイーンのパンチを放つ!!
だが!!
スタープラチナによるカウンターがキラークイーンの顔面をとらえる!!
本体の吉良にも当然ダメージが!!
「な・・・!!(は・・・速い!!)」
承太郎はスタープラチナの拳の弾幕をキラークイーンの顔面に叩き込む!!
いや・・・!顔面に留まらず全身を攻撃している!!
それこそ体が宙に浮くほどに!!
「オラァァッ!!」
「はぐぁあああ!!」
最後の一発で吉良は吹っ飛んだ。
「康一君・・・君がいなければ俺はしんでいたな・・・。
よくたった一人で孤独に戦ったと思うよ。尊敬するぜ・・・康一君。
成長したな・・・ふ・・・」
そういって承太郎は倒れた。
その現場に仗助と億泰が到着!!
この状況に驚く二人。
とにかく生きているかの確認と、傷の修復をしなくては・・・!!
急ぐ二人の中、意識を取り戻した吉良。
今日という不幸な一日を恨みながらなんとか逃げようとする。
「なぁにしてんだ?」
だがすぐに二人に見つかってしまう。
明らかに怪しい・・・仗助は妙な動きをするなよと釘を刺す。
だが吉良はこのピンチを演技をもってして切り抜けようとする!
靴のムカデ屋にいってはいけないと・・・妙な爆発が起こると。
大げさな演技で爆発に巻き込まれた一般人を演じる吉良。
あまりの迫真の演技に仗助も吉良を心配し始める。
仗助はすぐに治してやるから安心してくれというが・・・
吉良は承太郎の回復を感じ取り、全てがばれる前に早く回復してくれと仗助に頼む!
「早く回復してくれだぁ?
ほぉ・・・どっからどうみても高校生にしか見えないこの俺に、
なぜ治してくれと頼む?」
仗助は自分が医学部卒の医者にでも見えるのか?と吉良を追いつめる。
「ひっかかりやがって・・・
てめぇにはオレのクレイジーダイヤモンドが見えてたな?」
しまった・・・!!焦りすぎた!!
「つまり、てめぇが敵だ。相打ちになったんだ」
「こいつが・・・サツジン鬼!?」
「・・・私の敗北ってわけか」
案外あっさり認めちゃうのね。
全てがバレた今、開き直ったのか?
「どうやら安心して熟睡できないらしい。
ただし、今夜だけだ!!キラークイーン!!」
吉良は自らの左手を切断させた!!
「なにやってんだてめぇ!!」
「見ての通りだ・・・切り離す。痛いよ・・・なんて痛いんだ。
血もいっぱい出るし・・・涙まで出てくる・・」
「だが私には勝ち負けは関係ない。私は生き延びる。
平和に生き延びて見せる!
私は人をころさずにはいられないという性を背負っているが、
幸福に生きてみせるぞ!」
吉良はシアーハートアタックを自由にするために手首を切断したのか!
逃げる時間を稼がせるつもりか!!
仗助に向かって一直線に飛んでいくシアーハートアタック!
すかさず意識を取り戻した承太郎がシアーハートアタックの能力を説明!
仗助はシアーハートアタックを殴りつけ、砕くのではなく治すのだと言う。
なるほど、手首は本体に戻ろうと飛んでいくというわけか。
これを追っていけばすぐに本体に行きつく!
「そうやすやすと逃がすかよ!!ボケェ!!」
4人は手首を追って走る!
その際康一から奴の詳細について語られる!
しかし、手首を追って辿り着いた先はエステシンデレラ!?
何故奴がここに!?
辻彩は無事なのか!?
中に入ると・・・辻彩が変わり果てた姿で横たわり、その傍の椅子には吉良の遺体が腹に穴を開け横たわっていた。
だが、すぐに承太郎が気づいた!
その遺体は吉良ではないと!
そう・・・遺体には左手があったのだ。
男の遺体には顏がなかった。
まるではぎとられたかのような・・・
指紋まではぎ取られている。
そんな中、辻彩がしゃべりだした。
どうやらまだ息があるようだ。
彼女の話では吉良が自分の背格好と同じ男を連れてきてころしたらしい。
「あいつは恐ろしすぎた・・・
シンデレラで顏を変換させられた・・・」
髪の毛も指紋も・・・変えられたのか・・・
仗助は急いで彩を治そうとするが、承太郎に触れるなと忠告され、程なくして彼女は爆発した。
億泰のザ・ハンドで爆発を抑え込んだようだが・・・彩はしんでしまった。
そして手首は本体目がけてドアの隙間から飛んでいく。
「逃がすか!!」
しかし4人が扉を開けた先は、人ごみだった・・・
もはや奴が何処にいるのか解らない・・・顏も指紋も変えられたあとだからだ。
見失ってしまった・・・
サツジン鬼を・・・
「吉良吉影ぇええ!!卑怯だぞ!!出てこいぃぃ!!」
康一の叫びもむなしく・・・吉良は逃げ遂せてしまった。
次回に続く!!
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