■刃牙道
第122話「火山」
「終わったな・・・まさかこんな決着になるなんてな・・・ある意味想像出来なかったわ・・・」
■前回のレビュー
「斬るのが好きでたまらぬ。
斬る機会を得ると・・・つい余計に斬っちまう。
悪い癖だ」
なんとも言えぬ表情の武蔵。
照れ顔・・・?
「実は必要ない。一太刀で事足りる。
この機械を逃したくなく、つい沢山斬ってしまう」
この発現に驚愕する一同。
汗がとまらねぇッッ!!
武蔵は人斬りジャンキーか・・・
「前世(かつて)の立ち合い、一刀のもとひれ伏す相手に思ったものだ。
嗚呼・・・ッッ!立ち上がってくれ・・・ッッ!
『もう一度立ち合ってくれ』・・・と」
斬っても・・・
斬っても・・・
屈しない肉体(カラダ)はないものか・・・
斬っても・・・
斬っても・・・・・・
十回斬っても、倒れぬ肉体(カラダ)はないものか。
そして現世・・・
この世は広く・・・
奥深い・・・
こうして、一太刀、二の太刀・・・
三の太刀・・・・・・
・・・・
四の太刀、五の太刀、六の太刀・・・・・・
幾度斬らせてくれるのか・・・
何処まで斬らせてくれるのか!!!
めっちゃ笑顔の武蔵(((( ;゚д゚)))
やば過ぎる・・・!!
怯えた表情のピクル・・・
冷たい汗が頬を伝うのがわかった。
この時・・・
ピクルの脳裏に去来したもの・・・
この感じ・・・・・・・・・・・???
数々の恐竜の姿が描かれる。
だが誰とも違う。
Tレックスでもトリケラトプスでもブラキオサウルスでもない。
この感じ・・・
刃牙や克己、ジャックや烈の誰とも違う。
ワルくて・・・・
速くて・・・
痛くって・・・
痛・・・・・
「あッ!」
こ・・・・・・・・ッッ!!
こいつかァ~~~~~~~~~~~~!!?
ピクルのイメージしたのはハエのような蜂のような・・・
そう。
かつて・・・不用意に口へ放り込み・・・
口が火山したアイツだ!
アイツが姿を変化(かえ)たのだ。
毒針(ぶき)を両手に。
しかもだ・・・・
我身を通り抜ける、蝶(アイツ)の術まで使用(つか)うんだ。
ピクルのこの畏怖が、筋肉の膨張・鋼化を解き、Tレックスの傷跡が消えていく。
筋肉の緊張で止血していたのも、これが解けることによって傷口が再び広がり、血が吹き出始めた。
そしてピクルは武蔵に背を向けた。
もう・・・食べたくない
それがピクルの導き出した結論だった。
「・・・おい」
と唖然とする武蔵。
決着か?
今のピクルなら両断も可能かもしれないが・・・
手傷を負った獣ほど危険なものはないというから・・・
もしかしたら、これで終わりじゃないかもな。
次回に続く!!
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