■ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない
第17話「岸辺露伴の冒険」
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「ぎゃああああああああああ!!!」
「逃げるぞ!!康一君!!」
露伴に腕を引っ張られ、まるで紙のように宙を舞う康一ww
メッチャ軽そうなんだがww
路地を駆け巡る露伴!!
しかし、どちらに曲がろうとも、また同じ郵便ポストの前に辿り着いてしまう!!
露伴は再びエコーズを飛ばすように要求!
言われるままにエコーズを飛ばす康一だったが、何故か天井に頭をぶつけた。
いや・・・違う!!それは天井ではなく、地面だ!!
「空に飛び上がったのは君のほうだ・・・!」
空中に静止している康一だったが、すぐに落下。
高さはなかったのでそれほどの怪我もないようだが・・・
鈴美曰く、ここから出る方法はひとつしかないという。
その方法を彼女はしっているようだ。
「どうやれば幽霊なんかと戦えるんだ・・・!」
「とりつくのはやめてくださいいぃぃ!!」
完全に怯える2人w
しかし、鈴美は怨霊じゃないと、勝手こいてビビる2人に怒るw
どうやら2人を閉じ込めたのは鈴美の仕業じゃないらしい。
鈴美は2人が特殊な能力・・・スタンドを持っていることを見抜いた。
それが原因でこの、『あの世とこの世の境目』に紛れ込んだのかもしれないという。
彼女の自己分析では自縛霊にあたるようで、15年前の事件を誰かに知らせなきゃという強い思いでここにいるのだという。
今までも訴えてきたが、ここまで話が出来たのは露伴たちが初めてだという。
そして話が済めば、ここから出る方法を教えてくれるという。
ということで、先程の話の続きが鈴美の口から語られる。
どうやら彼女は犯人の顔を見る前に背中を切り裂かれてころされてしまったようだ。
そもそも暗かったし、逃げようとひっしで、それどころじゃなかったようだが・・・
そして彼女が言うには、犯人はまだ捕まっていないという。
「この杜王町のどこかにいるわ」
衝撃を受ける露伴と康一!
「それを知らせたかったの。奴はこの町に溶け込んでいるのよ」
彼女は犯人を捕まえてくれとまでは言わなかった。
でも、誰かにその事実を教えて欲しいのだという。
警察や、犯人を捕まえられる誰かに・・・
しかし露伴は、なぜそんな事をしなければならないんだと食って掛かる。
鈴美の悲劇は気の毒に思うが、だからと言ってなぜ自分たちが鈴美個人のために犯人を見つけなきゃならんのかと。
鈴美は見つけてくれとまでは言ってないんだがなぁ・・・
すると鈴美は、杜王町で行方不明の少年少女の数を知っているかと訪ねた。
「ん?いや?」
「全国平均の8倍って数よ」
そういえば康一も図書室で調べてたっけか。
全員とは言わないがひっそりところされているという鈴美・・・。
「奴の仕業だわ」
現在進行形でその犯人が人をころしつづけているというのか!?
15年もの間!?もしかしたらそれ以前からも!?
露伴は、犯人の顔も見ていない鈴美に何故それがわかるのかという。
「ここの上空を、ころされた人の魂がよく飛んでいくからよ!!」
「これと同じ傷口を負って・・・!!」
康一曰く、相当に深く、長く・・・むごたらしく切り裂かれているようだ・・・
飛んで行く魂との会話は出来ないが、そのやり方から奴が犯人だとよくわかるという。
彼女は一日も早く、犯人を突き止める必要があるという。
生まれ育った杜王町がさつ人者の街として世に広まり、名誉を傷つけられるのは嫌なことだが、それよりなによりも、これ以上の犠牲者を出すわけには行かないという気持ちなのだろう。
「あなたたち生きてる人間が町の誇りと平和を取り戻さなければ、いったい誰が取り戻すというのよ!!」
解ってもらえたかはわからないが、話は終わったという。
そんな中、康一は解ったと決意の表情を見せる。
しかし露伴は「かっこつけるなよ。康一君。しんどい目に合うぞ」と一言。
「・・・でも、犯人を追って取材するのもいいかもな。
面白そうな漫画が描けるかもしれん」
ったく!露伴先生ったら素直じゃないんだからさー!
ツンデレめ!( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン
「出口はこっちでいいのかい?」
「根はいい人だ・・・なんて思わないほうがいいですよ?
信用していい人か、灰色の人なんですから」
康一wwせっかくのシーンが台無しw
ということで鈴美は出口に案内してくれるようだ。
ポストを曲がって左、すぐ?
え?そんな簡単なの?
「慌てないで!その先を通るには、ちょいとしたルールがあるの!」
ポストを曲がった先、20mくらいに出口が見えるという。
「そこまで、何が起ころうと、決して振り向かないと約束して」
「なぜ?何のために?」
「この世とあの世の決まりなのよ。アーノルドだって、もうわかってるのよ?」
「そりゃ、犬にでも出来る事、約束しますけど・・・」
「もし振り向いたらどうなるんだい?」
「あたしたちの魂があの世に引っ張られてしまうわよ。
つまり”しぬ”ってことよ」
『!!』
「あ、あ~!恐がらないで!振り向かなきゃいいのよ。簡単でしょ?」
鈴美とアーノルドを先頭、2人はポストの前を通り過ぎた。
すると!!
明らかに背後に何かを感じる2人!!
「ふりむいちゃあダメよ!落ち着いてゆっくり歩いて!」
歩を進める二人。
「露伴先生・・・何か後ろからつけてきますぅうう・・・」
「わかってる・・・!!」
頭のすぐ後ろで何者かが息を吹きかけてくる。
鈴美曰く、いつものことだという。
振り向かせようとひっしのようだ・・・
無理向かない限りは触れないから気をしっかり持てと勇気付ける鈴美。
とはいうが、すでに康一の後頭部は白い液体をぶちまかれてるんですが・・・これは・・・
「もう少しよ!あの光が出口よ!」
鈴美が指差す前方に、確かに出口らしい光が見える。
康一はもうガマンできないと、鈴美を追い抜いて駆け出した!
露伴もこれを追って駆け足に!
「慌てないで!転ばされるわよ!」
鈴美の忠告もそっちのけで走る康一!
「もう大丈夫よ!乗り越えたわ!そこからは振り向いてもいいわよ!」
「はぁ・・・おそろしかったよぉ!」
アカンやつやww
「嘘よ!!康一君!今のアタシの声じゃないわ!!」
「馬鹿な・・・!!」と露伴。
「まだ振り向いちゃダメよ!
私一人の時はこんな事されなかった・・・!騙すなんて!!」
康一は無数の手に襲われていた!!
体を掴まれ、エコーズを引きずり出され、このままでは闇に飲み込まれてしまう!!
「ふん!なんだか知らないが、見なきゃぁいいわけだろ?
僕と一緒でよかったな!康一君!!」
すると露伴は空中に猛スピードで絵を描く!!
「ヘブンズ・ドアー!!君は何も見えなくなって、吹っ飛ぶ!!」
咄嗟に康一のページにその命令を書き込み、康一は出口に吹っ飛んだ!
続いて露伴も現世に戻る。
目が見えず慌てふためく康一に、見えるように書き込む露伴。
気づくとオーソンとキサラの間に道はなくなっていた。
「戻れたんだぁ」
ホッとする康一。
すると鈴美とアーノルドの姿が目の前に現れる。
彼女達はずっとここにいるという。
犯人が見つかり、掴まり、そして、この街に平和と誇りがもどるまでは・・・
決して振り向かないという。
何か聞きたいことがあれば、いつでもここに来て欲しいという。
いつでも会えるから・・・と。
『露伴ちゃんに康一君・・・話を聞いてくれて心から感謝するわ』
そういって消えていった。
露伴ちゃんと馴れ馴れしい奴といいつつも、彼女の生き様・・というのはおかしいかもだが、生きてる人間のために15年・・・たった一人で戦っている姿に尊敬の念を持つ露伴だった。
・・・・・
・・・
その後露伴は、寺を訪れ鈴美の墓を確認した。
疑っていたわけではないが、これで裏は取れた。
そんな折、住職が露伴に声をかけてきた。
どういうわけか、露伴の事を知っているようだ。
住職曰く、露伴は鈴美一家が襲われたあの日・・・
露伴の両親の都合で、近所付き合いのあった杉本家に一晩だけ預けられていた露伴。
そう・・・露伴は惨劇の夜にあの家の中にいたのだ!!
そして露伴ただ一人が助かったという。
この事件について当時4歳だった露伴の記憶には残っていなかったようだ。
いや・・・ショックから忘れていたのかもしれない。
その当時の露伴が警察に保護されたとき、露伴は一言を繰り返し言っていたという。
『鈴美お姉ちゃんが窓から逃がしてくれた』・・・と。
犯人に見つかる前に庇ってくれた事実を知った露伴・・・。
「あの小娘・・・どおりで馴れ馴れしいはずだ・・・
僕のスタンド、ヘブンズ・ドアー・・・
自分の遠い記憶と運命は読めない・・・か」
・・・・・・
・・・
一方康一は幽霊にあったと、仗助と億泰に話していたw
てか億泰www
「好みだ・・・」
ってwもう亡くなってるからね!
15年早く生まれたかったってww
仗助はいずれオレ達も幽霊に会いに行くという。
ただ、この話を承太郎やジョセフにしたら、きっと一つの質問が帰ってくるという。
「この犯人はスタンド使いなのか?ってな」
それは解らないと言う康一。
すると仗助は、それなら警察や裁判所の仕事だなという。
仗助曰く、承太郎やスピードワゴン財団はただのさつ人犯を追わないと言いたかったようだ。
確かにスタンド使いがらみじゃないのに動かなそうだな。
15年も警察から逃げてる相手、ここいらでタクシーをつかまえるみたいに、
バッタリ会うことなんてないだろ、と康一を諭す仗助。
「あわてねぇでじっくりと調べていこうぜ。で、露伴の奴はなんて言ってた?」
「・・・仗助君と同じ事言ってた・・・」
下を俯きながら道路を渡ろうとする康一!
危うく車に轢かれそうになるところを仗助が引っ張って事無き終えた!
「オイあぶねぇぜ康一!ボケっとして道路わたるんじゃぁねぇよ!」
「す、すみませんでした」
車の男は何も言わず去っていった。
・・・・・
・・・
この男・・・助手席の相手にこの杜王町の起源につて話をしているが、
侍の別荘があった避暑地なのか・・・
で、こいつの祖先も侍か。
祖父の代で落ちぶれたというが、家は残ってるんだって。
デッカイ屋敷に到着したかと思うと、助手席から女性を連れ出したんだが・・・
ひぇ・・・・(((( ;゚д゚)))
腕だけて・・・
「ん?なんか垂れましたよ?」
そりゃ垂れるだろ!!血が!!
マジでヤバイじゃぁないか!!コイツがさつ人鬼なのか・・・!!
「お行儀の悪い人だ。自分で綺麗にしなさい」
女性の腕をつかみハンカチを握らせ、車の椅子に滴り落ちた血を拭わせる男・・・
異様だ・・・!!
「君の名前がなんだったか思い出せないが・・・まぁいい。
よく出来たね。綺麗にふき取れたよ」
女性の手にハンドバッグを持たせ、その腕を男が持つという・・・異様な光景・・・
「さてと、夕食も一緒に作ろうか。君の得意料理はなんだい?」
男の名は吉良・・・(((( ;゚д゚)))
次回に続く!!
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