■ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない
第16話「『狩り(ハンティング)』に行こう!」
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承太郎に急にハンティングに誘われる仗助。
仗助はナイスバディな姉ちゃんをナンパすると勝手に誤解したようだが・・・
実は音石明が新たな情報をゲロったようなのだ。
正体がバレる前に、どうやらネズミを射抜いたらしいのだ。
なんともゲスの音石のやりそうなことだが・・・
その射抜かれたネズミはしぬこともなく、もがきながらも自力で矢から脱出したという。
つまり、確実にスタンド能力を見につけたと考えて良いだろう。
どんな能力なのかまでは解らないが・・・野放しには出来ない。
何かが起きる前に承太郎はネズミを狩らねばという。
・・・・
・・・
承太郎は柵の上に空き缶を乗せ、持っていたベアリングの玉をスタープラチナで弾き飛ばし、三つ連続で命中して見せた。
「かっぴょいーーーー!!」
すばしっこいネズミをスタンドの射程範囲内に入れるのは難しいと考えた承太郎は、
このベアリングを使って、射程を20mほどに延ばすつもりのようだ。
もちろんスタンドにベアリングは通用しないので、あくまでも本体を倒すときのためだ。
承太郎は「やってみろ」と2つ玉を仗助に渡した。
ボール関係は邪念が入るとか何とかいう仗助だが、承太郎がすでに缶を並べてしまったのでやらないわけにはいかなそうだ。
仗助はクレイジーダイヤモンドの指でベアリングを弾き見事一発目を命中させ、
二発目はわずかに缶の下を行き、柵にめり込んでしまった。
「二発目おしぃ!!」
「ふむ。まぁまぁだ。85点だな」
承太郎は仗助に一つ忠告をする。
生き物を相手にする時は、速さより、落ち着くことを第一に考えろというのだ。
射程内で外した場合、ネズミは二度と射程内には入ってこないためだ。
命中すると確信するまで発射するなと忠告をする承太郎。
「別にプレッシャーかけるわけじゃぁないが、いいな?」
「十分かかりました・・・プレッシャー・・・」
・・・・・・
・・・
2人は音石がネズミを射抜いたという農業用水路付近にやってきた。
場所からネズミの種別をドブネズミと断定する承太郎。
ドブネズミにやたら詳しい承太郎の解説では、
・大きいもので体長20cm~30cm
・体重は1kgに達するものもいるとか・・・
・ジャンプ力は2m
結構スペックいいんだな・・・
「見つけたぜ」
承太郎のネズミ講座もそこそこに、地面にネズミの足跡を見つけた承太郎。
前足の指が4本で後ろ足が5本・・・S字に引きずったような跡は尻尾だという。
歩幅から体長20cmくらい。
数はわからないが確実にいる。
近くの葉を確認し、ダニが付着しているのを見つけた。
この道をしょっちゅう通るというわけだ。
足跡の先には、排水溝があった。
あそこの中に巣があると見て、間違いないだろう。
とりあえず排水溝の前に罠を仕掛けると同時にビデオカメラをセッティングする承太郎と仗助。
ちなみに罠にとりつけた餌はチーズではなく天カスw
「チーズはネズミには贅沢すぎるぜ」
金持ってるのにそういうとこはケチるのねw
そんな折だった。
やけにハエが飛び回ってる事に気づいた仗助。
茂みを調べると・・・とんでもないものが見つかった!!
ちょっとgoogle先生的にアウトかもしれないのでモザイクかけとこ。
やばすぎだろこれwww
「ネズミの屍体か!!」
「見た通りっスよ!!」
ネズミの煮こごりとか食いたくネェよ・・・
承太郎がネズミの煮こごりを棒で突っつくと、勢いよく血が噴出してきた。
こいつフレッシュだぞ(((( ;゚д゚)))
「肉だ。このネズミらの肉が一度溶けて固まってる感じだ。
しかも皮膚の内側から溶かされてしんでいる」
間違いなくスタンドによって出来たものだろうな・・・
スタンドネズミが縄張りは自分だけのものだと見せしめのつもりでやったのか・・・
承太郎は、排水溝にヤツが巣くってるのは間違いないとした上で、
ここまで凶悪化したネズミが黙ってるとは思えないという。
排水溝を辿っていくと、その先には一軒の農家があった・・・
これはもしかすると、もしかするのでは!?
「すでに遅かったのかもしれんな」
「そうなんすか?」
望遠鏡で庭先にある鶏小屋を見る承太郎。
小屋には鶏の姿はないようだ。
家にも住人の気配が全くないという。
さらには家の玄関のドアが開いている。
「ネズミはいるな。そして不安通り、住人はすでにころされている可能性が高い。
いくぜ!あの家を調べる」
2人は農家に向かった。
2人は警戒しながら玄関から入った。
ネズミはある程度近づかせるという。
人間如きに捕まりはしないと自信たっぷりに。
「我々がベアリングを飛ばすとは思っていない。
そこを確実に近づいて、一発でしとめるんだ。
!・・・あったぞ!ネズミの糞だ。
内容は草や穀物ではない・・・肉だ・・・こっちの部屋に向かっている。
調べるぜ」
「ウス!」
承太郎を先頭にフンの足跡を辿る中・・・
仗助は足を止めた。
奥の暗がりの部屋から聞こえてくる不気味な音。
「なんだ?・・・冷蔵庫のコンプレッサーの音か?」
部屋を覗く仗助。
ギィィ・・・!!
勝手に冷蔵庫が開いた!?
ドアの磁石が弱くなってるのか?
視線を下にズラす仗助!
!!
なに!?いたぁッ!!!!いやがったぞ!!
今冷蔵庫を開けたのはコイツか!!
仗助は承太郎を呼ぼうと振り返るも、すでに承太郎の姿はなかった!
大声を出せばネズミに気づかれ、逃げられるかもしれない!
視線をネズミに戻した仗助!
!!!
ネズミがじっと仗助を睨んでいる!!
目と目が合ってしまった!!
ヤツは冷蔵庫から取ったのか、肉片にかじりついている・・・!
グレイト・・・目と目が合っちまった・・・!!
すると、おもむろに冷蔵庫が開かれていく。
そこにはネズミ煮こごりと同じ要領で、人間の老夫婦がギュウギュウに押し込められていた!!
このネズミの仕業なのか・・・!!
しかし、老夫婦はまだ息があるぞ!
クレイジーダイヤモンドで助けられそうだ!
問題はこのネズミをどうするかだ。
承太郎は戻ってくる様子はない・・・ここは仗助ひとりで何とかしなければ。
一発だ・・・!
一発で仕留めなければ、ヤツに射程がバレてしまう。
かなりのプレッシャーを感じる仗助。
しかも位置が悪く、ネズミを狙うには微妙に椅子とテーブルが邪魔だ。
仗助はゆっくりと歩を進め、遮蔽物が射線に入らない位置へ移動する。
しかし、この足音に反応したネズミは食事をやめた。
にらみ合いが続く!
仗助は腹を括り、この位置からの射撃を決める!!
ネズミが動作に移行しようとした、その瞬間を狙い、クレイジーダイヤモンドでベアリングを発射した!!
ベアリングはネズミのどてっ腹に命中!!
血を噴出し悲鳴を上げるネズミ!!
「やった!!」
しかし、ネズミはまだ動ける様子!!
致命傷には至らなかったのだ!!
明らかに仗助に敵意を向けている!!
そしてネズミはスタンドを出してきた!!
やけにメカメカしいスタンドだ!
仗助と一戦交えるのかと思ったが、テーブルの下から逃げようとするネズミ!
そうはさせるかとクレイジーダイヤモンドでテーブルを蹴散らす仗助!
しかしネズミはまんまと回避し、逃げた!
こうなれば大声を出しても変わらない!
仗助は大声で承太郎にネズミがいることを伝えた!
わずかに視線を逸らした隙にネズミは仗助をロックオンしていた!
「この形・・・やばい!!何か飛ばすスタンドだ!!」
クレイジーダイヤモンドでベアリング二射目を発射する仗助!
命中したか不明だが、ネズミのスタンドも仗助目掛けて発射していた!!
素手で弾き飛ばすか!?
否ッ!!
きもちわりぃからやめとこ!
仗助はフライパンで敵の弾を弾いた!!
するとネズミのスタンドは消えた・・・
どうやら仗助の二射目が見事ネズミを捕えていたようだ。
ネズミはそのまま血を吐いていき耐えた・・・
「やった!命中してた!!」
仗助はネズミを倒したと承太郎を呼ぶ。
すると無言で部屋に入ってくる承太郎。
「もう、何やってんスか!肝心な時にいねぇんスからよぉ!
俺もう心細かったッスよ~・・・でも、ま!どんなもんすか!
たまたま命中したんじゃないッスよ?たまたまって別にダジャレじゃないっすよ?」
よく喋る仗助を尻目に、承太郎は真っ直ぐネズミの遺体に向かった。
仗助は針のようなモノを飛ばすスタンドだったと説明。
あの針に触れると肉がとろけるのでは?と仗助は言う。
あと住人の事も一応触れる。
クレイジーダイヤモンドで戻せるとはいえ、いい加減なおしてあげてよww
冷蔵庫でふるえてるじゃねぇかw
「どうやら日没までに追跡しないと厄介な事になるな」
「え?」
「もう一匹いるぜ。今攻撃されたんでな」
「じょ、承太郎さん!!その手は・・・!!」
承太郎の左手がとろけている((((;゜Д゜)))
承太郎は針をかわすことは出来たが、針を調べるためにスタープラチナで針を掴んだのがまずかった。
スタンド毒とでもいうのか、スタープラチナの手まで・・・!!
ちなみにそのネズミは逃げ出したらしい。
仗助がもう一匹を始末したのを悟ったからのようだ。
「すまんが、早く治してくれるのを期待しているんだが・・・」
仗助はクレイジーダイヤモンドで承太郎の手を元に戻した。
後編に続く!!
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