【ネタバレ】歪のアマルガム 第10回 「血と涙」【漫画感想】

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■歪のアマルガム
第10回 「血と涙」

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「ガス栓に、DVD・・・もしかしたら鍵も閉め忘れたかもしれない」

 

森不動の執拗な攻撃の前に、すでに満身創痍の黒水。

 

「だから頼むよ。早く帰らせてくれないか?

 そこまで六道(この子)の為に食い下がる理由もないだろう・・・」

 

実力差は明らか・・・しかし、何度打ちのめされようと、黒水は諦めない・・・!!

 

「・・・俺は」

「!」

 

「俺は正義だ。お前ら悪を、しんでもブチころす!!」

「ハァ・・・なってないよそれ。理由に。

 逃げればいいんだよ。

 嫌なコトから、苦しいコトから、辛いコトから。

 

 逃げ傷だらけの背中でも、それが古傷と呼べるまで生き抜くコトが大切なんだ。

 君のその”正義”は本当に命を懸けるほど大切なモノなのかな?」

 

・・・・

・・・

 

『黒水とは、その字の通り、濁り汚れている水を指す』

 

今、明かされる黒水の過去。

 

「私達は代々この国に仕え、この国の為、この手を汚してきました。

 国の暗部、”忍び”や”スパイ”・・・時代によって呼び名は変われど、

 支え続けてきたのです。

 

 影舟、あなたものもう”七”つ。

 さぁ”刀”を立てて”切の行”を始めましょう」

 

刀を握る少年・黒水は震えていた。

 

「これら”妖細胞”の実験失敗者・・・

 その命を断つコトこそが、今の黒水家が授かった国よりの”命”の一つ。

 安心しなさい。物心付いた頃より鍛えたアナタの力なら、

 コレらを処分するコトは、造作も無いハズ」

 

牢屋の前に母に連れて来られた幼い影舟は、恐怖でどうにかなりそうだった。

牢屋の向こう側には異形の姿をした、元人間達がいる。

中には人間だった頃の記憶を残し、当時の事を呟くものも・・・

 

それらを手にかけろと言うのだ・・・この母は。

 

「・・・ム・・・ムリです、母上・・・うっ!

 身体が・・・思う様に・・・」

 

「誰かがやらねばならない仕事。甘えは許しません。

 情など捨てなさい影舟!

 ”黒水”に必要なのは正義の心!

 どれだけ手を汚そうとも決して穢れぬ清い信念」

 

母の言葉に、震えながらも応えようとする黒水。

 

「一太刀ごとに心に刻むのです。

 肉を裂く感触を!骨を断つ手応えを!

 それらを全て零すコトなく、悪を憎む正義の心に変えるのです!!

 

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「走馬灯は終わったかな?短い人生の・・・」

 

黒水は怪力・森不動に首根っこを掴れて宙ぶらりんだ、もはや虫の息のようだな・・・

 

「棍棒振り回していた時代から変わらない。

 怖れに従順な臆病者が長生きできるんだ。

 人の為に命を投げるなんて、正気の沙汰じゃない」

 

ピクッ!

 

(・・・コイツ、誰のコトを言ってるんだ?

俺?俺が誰かの為に命を投げた?身に覚えがねぇ・・・

俺は悪をころす為に生きてきた・・・

人助けなんて、そんなお人好しじゃあ・・・)

 

黒水の視線の先に横たわる六道。

 

『黒水!後の人達も助けて連れ出してくれ!!』

 

(待てよこら・・・!

 

・・・チッ!そうか。

昔の俺なら切り捨てるか、利用するか・・・

悪を討つ為に連れ去られるアイツを利用しただろう。

 

ムカつくな・・・全部アイツのせいじゃねぇか・・・

留まっちまったのも、ころされかけてんのも、

テメェが”移しやがった”せいじゃねぇか!

 

なのにテメェは何、呑気に寝てやがる!!)

 

カンッ!

 

黒水は足元に転がっていた木片のようなものを上に蹴り上げた!

そしてそれをキャッチ!

 

「悪いな。今、理由ができた」

「!」

 

黒水は森を蹴飛ばし、奴の間合いから脱出に成功!

 

「聞きたがってたよな?俺がそこまで食い下がる理由。

 そこの愚図を叩き起こして文句言ってやる為だ

 

拾った棒切れを刀に見立てて構える黒水!

 

「・・・聞きなおしても納得できないな」

「臆病者には、そうだろうよ」

 

黒水は素早い動きで不動の背後を取るも、斬撃は指先一つで止められる!

そして奴の右手に仕込んだ『く号兵器』が襲い掛かる!!

 

だがこれを至近距離にも関わらず、身を低くしてかわす黒水!

さらに二本の木片で切りかかるも、傷は浅い!!

 

「はぁ・・・少し切った」

 

反撃のく号兵器をことごとくかわす黒水!!

 

(速いな・・・さっきより格段に良い・・・だけどまだ僕の方が・・・)

 

『情など捨てなさい影舟!必要なのは正義の心』

『他人が勝手にこの人の命、諦めていいのかよ!!』

 

(どっちが間違ってるとか、どっちが正しいとか、そうじゃねぇ・・・!

いろんなモンが混じって・・・今の俺があんだろうが・・・!!

二極化するな。恰好付けるな。

混じって混じって・・・

黒く濁って、それが黒水だ!!!)

 

黒水の動きはさらに鋭さを増していく!!

ついには不動がとらえられぬほどに!!

 

(!!?・・・な・・・急に・・・)

 

黒水の前に舞った複数の木の刃!

これを器用にとっかえひっかえ斬撃を見舞う!!

凄まじい連撃に不動も何も出来ない!!

 

「っ・・・ぐ!!あ、あ゛!!」

 

苦し紛れのく号兵器など、もはやかすりもしない!!

神社の狛犬の上で構える黒水!!

 

ゾクッ・・・!!

 

(マズイ・・・恐怖心で足が・・・)

 

「久佐場は零課のメンバーだ。テメェらには渡せねぇ」

 

一閃!!

 

折れた刀と小枝による黒水の凄まじい一撃が炸裂!!

ようやく倒れた不動!!

 

(・・・まだだ。まだ一発分・・・『JOLT』が残っている・・・

後はどのタイミングでコレを・・・)

 

「知ってるか?」

「?」

 

「卵ってよ、割る前にヒビ入れるんだぜ」

 

バリンッ!!

 

頼みの綱のく号兵器も木っ端微塵!

 

「上手く割れたこと、一度もねェけどな」

「・・・・ふ・・・」

 

黒水は勝利を収めた。

しかし、ダメージは相当のようだ。

ヒザから崩れ落ちてしまう!

 

(っ・・・はぁ・・・くそ・・・

身体がまともに動かねェ・・・)

 

「!(こいつ、向きがさっきと・・・)

 オイ愚図!起きてんのかコラ!つか起きろボケ!」

「・・・・・・」

 

「ちっ!気のせいか。とりあえず課長に連絡入れとくか。

 携帯壊れてなけりゃあいいけど・・・」

 

横たわる六道に変化が!!

がしゃ髑髏の暴走が始まってしまうのか!?

 

次回に続く!!

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