【ネタバレ】ハリガネサービス 第108話「BAD COMPANY」【漫画感想】

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第108話「BAD COMPANY」

自らの罪にさいなまされた雲類鷲は自分を罰するために拳を振り上げた。

自らの手で、その手を破壊するために・・・。

 

それを体をはって止めたのは上屋だった。

そしてイエローカードが雲類鷲に出された。

 

「大丈夫です叡様。

 上屋はこの程度のことで壊れません」

 

そう言って立ち上がる上屋・・・。

ここで王葉がタイムアウト。

 

ベンチでうな垂れる雲類鷲・・・

だれもが思った。

 

”雲類鷲はもう立ち上がれない”・・・と。

 

そんなうな垂れる雲類鷲の前に立つのは王だった。

 

「なんで雲類鷲をしからないんだ上屋」

『!!』

 

驚く一同。

 

「なんでもこいつのしたいようにさせてきたんだろう。

 身勝手も暴力も全部咎めもせずに甘やかしてきたんだろう。

 雲類鷲をダメにしてるのはお前だよ」

 

王は上屋を指差して正論を述べた。

 

「・・・あなたに叡様の何がわかる」

「わかりたくもねーよ。こんな甘ったれ」

 

ピーッ!

タイムアウト終了を告げる笛の音。

 

「もうタイムアウト終わりかよ!」

「雲類鷲」

 

おじいがベンチを立つ雲類鷲を止めた!!

どうやら雲類鷲交代のようだ・・・。

 

「(なぜ私は叡様のいないコートに残っているんだ・・・)」

 

・・・・・

・・・

 

そして、今語られる上屋と雲類鷲の過去。

 

川原で雲類鷲を待つ不良集団の中に上屋はいた。

 

「来たぞ!!雲類鷲だ!!一人で来やがった!」

「いい度胸だ!」

 

雲類鷲叡かっこかわいいww

なにこのイケメンww

 

楽しそうに上屋たちと喧嘩する雲類鷲叡。

 

雲類鷲は近所でも有名なお屋敷の子供だった。

 

「うお高そーなランドセルゥ!」

「坊ちゃん今日はリムジンのお迎えはないんですかぁ?」

 

そんな野次を聞こうものなら、相手が年上だろうがおかまいなしでとび蹴りをかます雲類鷲。

 

当初は金持ちへのやっかみもあって俺達のグループとよく衝突していたが、

叡は俺達が想像するような弱っちいお坊ちゃんではなかった。

 

馬があった叡は俺達の仲間になった。

まさに悪友だった。

 

だけど、その頃、俺は仲間にも言えない悩みをかかえていた。

 

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「じゃーな」

「またな」

 

上屋が帰宅すると・・・

そこは誰もいないガランとした部屋だった。

 

ベッドに倒れこむ上屋。

 

「はぁ・・・」

 

もう2ヶ月両親はこの家に帰ってきてなかった。

 

ドンドン!!

玄関のドアを激しく叩く音。

 

「オイここ開けろ!!」

「いんのわかってんねやぞコラ!!金返せボゲェ!!!」

 

取り立て屋だった。

上屋は布団に包まり、静かになるのを願うばかりだった。

 

取り立て屋に怯える一方で、もう一つの問題があった。

それは空腹に耐える日々だった。

 

学校で給食を食べられない日曜は地獄だった。

公園で水を飲んで空腹をしのぐ上屋。

 

しかし、それで腹が膨れるはずもなく・・・

 

「くそっ!腹減りすぎて体が冷たくなってきた」

 

寒い・・・

指先が冷たくてポロっと、とれちまいそうだ!!

 

いつになったら迎えに来てくれるんだよ親父!お袋!

 

・・・・・

・・

 

どうしようもないときは盗んで食った。

そうでもしなきゃあ飢え死にしてたかもしれねぇ。

 

だから

 

いつかこーいう日が来るんじゃないかって思ってたんだ。

 

「お金払わずに品物を持っていったら泥棒だってわかるよなぁ!?

 家の人にも来てもらうから電話番号言いなさい!!」

「なんで黙ってるの!!」

 

「このままだと警察に来てもらうことになるよ!!」

 

あの家に電話して誰か迎えに来てくれるんだったら、100回だってかけてるよ。

 

その後、警察に身柄を引き取られた上屋。

 

「3か月親が帰ってない!?どうして大人に言わなかったの!」

「・・・迎えに行くまでいなくなったことは誰にも言うなって言われたから・・・」

 

「なんとまあ・・・」

「この場合、この子の身柄ってどうなりますかね・・・」

 

「親族で引き取り手があればいいが・・・」

 

結局身元を引き受けてくれる親戚は現れなかった。

 

そりゃあそうだろうよ。

両親はだいぶ親戚から金を借りてたらしいし。

息子は万引き現行犯だ。

 

ただ自分が誰にも必要とされない人間だという事実が

空っぽの腹の底をキリキリと冷やし続けていた。

 

「聞きました?4棟の上屋さんの話」

「子供置いて3か月前に夜逃げしちゃってたんでしょう?」

 

「いつも灯りがついてなかったから空き部屋だとばっかり」

「子供どうなるのかしら」

 

そんな主婦の井戸端会議を雲類鷲は聞いてしまった。

 

「俺だ。人を探してくれ」

 

そう誰かに電話する雲類鷲・・・。

 

・・・・・

・・・

 

そして1週間後・・・

 

「上屋君、お迎えが来てるよ・・・」

「叡!!」

 

「敷、ウチまで来てくれ」

 

リムジンで雲類鷲の屋敷へと向かった。

 

「ここだ」

「!?」

 

通された部屋には上屋の両親が椅子に縛られていた。

 

「親父!お袋!」

「海外まで高飛びしていてな。少し手間取った」

 

「敷、お前がそこの坊ちゃんに取り入って俺たちを探させたのか!?

 やっと逃げおおせた所だったのに!!」

「迎えにいくまで誰にも喋るなって言っただろ!!」

 

「高飛び前に敷にパスポートを取得させなかったのに、どう海外まで連れ出すつもりだったんだ?本当は迎えにいくつもりなんてなかったんだろう」

「うっ」

 

「残された俺が、どんなにひもじくてみじめだったか・・・」

「こんな連中を親と認めなくていい!これからはウチで暮さないか?

 お前が来てくれると、この退屈な家も楽しくなるだろう!!」

 

叡の申し出は嬉しかった。

だが・・・

 

「縄を・・・解いてやってくれ。

 ごめん叡。こんなやつらでも親だからさ」

 

「そうか・・・残念だ」

 

甘かった

 

父親の暴力の日々が上屋を待っていた。

 

次回に続く・・・!!

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